幸せな気分を分けてもらいました

2004年度の受験がやっと終わりました。

金岡学習サークルは、彼らが2年生になるときの春に
できました。まだ塾に行ったことのない生徒もいたり、
他塾から移ってきてくれた生徒がいたりと、
冬休みまでに6人の生徒が集まりました。

そして冬休みから春休みが明けるまでに、
10人が集まり、最終的には16人での受験になりました。

3年生になるときに初めて塾に通いだしたという生徒たちの
成績を伸ばすのは、とても大変でした。
「もっと早くに塾に入っていたら○○高校狙えたかも。」
そんな生徒同士の会話をたくさん聞きました。

塾で勉強して、自習して、成績を伸ばす。
受験生という意識もしっかりと定着し始め、
夏前には勉強に前向きな姿勢がずいぶん定着しました。

私は日曜日などでも、私服で塾に来て仕事をしています。
そのことは事前に生徒には言わないのですが、
日曜日の夕方にいきなり、
「コンチハ~!!」とドカドカと押し寄せ、
黙々と自習をして家に帰るということがあり、
当たり前のように塾が開いていると思っている生徒たちに
圧倒されたこともありました。

夏を過ぎた頃から、五ツ木の模擬試験を受けることになり、
その対策のため、1年生からの総復習を各自で
勉強しなければならなくなったときに初めて、
自分が怠けすぎていたことを実感した生徒もいました。
定期テストが返却されてきた点数を塾に持ってきて、
私に報告するときに、自分の点数のふがいなさに
泣き出した生徒もいました。

自分の思うような点数が取れずに
八つ当たりしてくる生徒もいました。

点数のことで悩んでいる生徒たちを見ると、
私もとても申し訳ない気持ちになりました。

毎年受験が終わると同じようなことを思います。
私がもっと頑張っていれば、
この子は違った人生を歩み始めたかもしれない。
今年と同じ指導ができれば、
以前教えていた生徒はもっと良い学校を選べたかもしれない。
ちょっと傲慢な考えかもしれません。

そんなことを思っているのですが、
「今までわがまま聞いてくれてありがとう」
「行きたい学校に行けてほんまうれしい」
「制服着ていくから見てな」
「先生ほっとしてネツ出したらあかんよ」
と、合格したばかりで幸せいっぱいな気持ちの
生徒達から、こうした声をかけられると、

自分も幸せな気持ちになります。
生徒達から、うれしい、幸せな気持ちを
おすそ分けしていただいている感じです。
そして、さらに頑張る気になります。
来年度の入試も、全力で良い結果が出るように
がんばりたいと思います。

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