量が質を変化させる もちろん勉強も

先日、KGCの国語の講師と話をしてました。
あることを生徒たちに指導したいのだけど、
どのような成果が出るだろうか?という話でした。
ブログに書くとなると漠然とした話になってしまうのですが、
少し考えたことを書かせていただきます。

この講師との話をきっかけに、
昔読んだ斉藤孝氏の本を読みなおしました。
そこに書いてあったことと絡めて考えたことがあるので、
少し書いてみたいと思います。

KGCでは、100問テストを漢字と英単語で実施しています。
100問すべて正解しないと帰ることが出来ません。
なぜ、100問にこだわるのか?
また、小学生の4年生からそんな大変なことをしないといけないのか?
よく聞かれます。

自信を持っていえることですが、
KGCの100問テストは、回数をこなしていく度に
合格しやすくなります。
また、漢字を覚えるスピードが速くなったり、
暗記の能力が高まったりなど、
必ず積み重ねることで実力が身に付くようになっています。

実力を身に付けるためには、
まずは量をこなすことです。
量をこなしていけば、
よっぽど馬鹿じゃなければ、
勉強の仕方などの質に変化が生まれます。
その変化が生まれると、
徐々に成績に現れて賢くなりはじめます。

斉藤孝先生の本にはこのように書いてありました。
自転車を例に出して説明しましす。
100回目までは自転車に乗れなかったけど、
101回目に乗れるようになったとしたら、
これは、100回目の乗り方と101回目の乗り方は
全く違うことになります。
つまり、質に変化が起きているのです。

斉藤先生によると、
僕たち講師はこうした量の目安を教えてあげるのも
1つの技術だということです。
「君ならこれくらいやれば、習得できる。」

スラムダンクという漫画が僕のバイブルとして、
本棚で燦然と輝いてあります。
その登場人物である安西先生は、
素人の桜木花道に、基本のセットシュートを教えます。
「オヤジ、何本やればいいんだ?」と聞く花道に安西先生は
「2万本です。」とすかさず答えます。

スポーツでは1万~2万回の反復練習が、
技術を習得する一つのラインだそうです。

効率の良い勉強方法を身につけられるのは、
ある程度、量をこなした生徒が自分自身で
考えた結果です。

勉強が苦手な生徒がいきなり効率の良い
勉強のしかたを身につけることは、ほぼできません。

KGCではノートのとり方、
単語の覚え方(3回だけ書いて覚える)など
細かいところから丁寧に指導します。
これはスポーツで言うところの基礎練習になります。

基礎練習を大切にして
自分で応用力を磨きましょう。
そんなことを意識しながら講師たちは指導しています。