今回の中間テストの社会科の試験範囲がぶっ飛んでいる件

五箇荘中学校の中2に社会科の試験範囲がぶっ飛んでいます。

 

教科書にして57ページ分、P40~P96が試験範囲です。

 

内容にして、大化の改新~室町時代の最後の方までです。

 

中大兄皇子~武田信玄、今川義元まで。

 

分国法や石見銀山までをテストするそうです。

 

生徒たちの社会のテスト勉強にかかる時間は

 

凄まじいものになります。

 

大変です。

 

必死に勉強してくれています。

 

今回の試験範囲に、行基が出てきます。

 

生徒と休憩時間にちょっとした雑談になりました。

 

私が毎年初詣に出かけるのが、行基の生家である家原寺です。

 

行基は奈良時代に社会福祉事業で活躍した僧侶です。

 

704年にお寺に改められました。

 

ここからは少し長くなるので、興味がある人だけ。

 

江戸時代に御三卿である田安家が

帰依したことから寺領が与えられます。

この2行は、日本史を選択している生徒であれば、

御三卿が田安、清水、一橋であること。

御三卿は誰が創設したのか?

その目的などを確認しておきましょう。

 

家原寺の近くには

家原城跡があります。

戦国時代に三好氏が居城にしていました。

 

三好長慶の重臣であった松永久秀が

長慶の跡継ぎの義継ら三好三人衆と対立し、

松永方の和泉の侍たち(泉州衆)と

呼ばれる武士たちが家原城に立てこもっていました。

 

泉州衆は畠山高政と合流し、

現在の上野芝で三好義継の軍勢13000と戦いますが

敗れて岸和田城に逃れます。

 

このあたりは大学入試にも出題されませんが、

松長久秀は覚えておかなければいけません。

この人は織田信長に仕えますが、

途中で反逆し、最後は信貴山城で

爆死(切腹の説あり)します。

 

と、まだまだ書きたいことはあるのですが、

長くなるので、今回はここまでにしたいと思います。