親子の話 

明けましておめでとうございます。

▲PC画面です

 

今日は毎年恒例の朝から初詣に行き、
合格祈願をしてきました。

昨日の記事の続きです。

子供を傷つける親の不機嫌という内容です。

この記事を書こうと思ったのは、

有料教育相談で寄せられる相談内容に

親子関係に関することがよくあり、

また、初めからその話では無かったのに、

気づいたら子供との向き合い方の相談に

なっていたということがありました。

 

最近になって思うのですが、

人は、自分がされたことと同じように

人にしてしまうものなのだなぁということ。

 

私の両親は色々と問題が多い親だったと思います。

それは、教育関係の今の仕事と出会ったことで

学んだ多くのことを通してそのように感じます。

 

幸いにも若い頃に障害児教育について学び、

親の会に入れていただき、

障害のある我が子を認められない

親のことについて学んだことも大きかったと思います。

 

たくさんの生徒の保護者の方とお付き合いし、

生徒から親子関係についての相談に乗り、

成績の良い子の親がどのようなスタンスで

我が子と付き合っているのか?

逆にうまくいかない親がどのように子と

接しているのか?などなどたくさんの事例を見てきました。

 

相対的に私の親はどのような親か?

ということについて知ることができたと思います。

今日も実家に行き、両親と話をしました。

父はだいぶボケてきているので、

昔のことをよく話します。

もう、何度同じことを聞いたか?

と思いながら聞いていました。

 

父は、幼い頃(おそらく4歳か5歳だったと思います)に

父親と死別しています。

母も小学生の頃に母を病気で亡くしています。

二人とも、父とはこうあるべき、

母とはこうあるべきという理想のようなものがあったのでしょう。

そして、そう近づくべく努力しているようでした。

 

母は私に勉強ができる子になってほしいと思っていました。

母は私立中学校から私立高校、私立大学へと進み、

大企業に就職しました。

母の弟も国立大学から上場企業に就職し、

海外支社で役職に就き、

最後は本社で役員にまでなっていました。

私が理系だったら、コネでそこへ就職できていたそうです。

 

小さい頃に、いい会社に入ったら、

会社のお金で海外に行けるよ。など

大きい会社に入ったらこんなに

いい面があるよということを、山ほど聞かされました。

高度経済成長期やバブル期のことを

今の時代に言われても、同じようにできるはずが

ないのですが、それでも大企業に就職した友人の

話や暮らしぶりを聞いていると、

日本の企業ってそんな風にできているんだなぁと感じます。

 

私も大学を卒業して、新卒で三井物産系の商社に

就職しましたが、今から考えると確かに、

これが大きい企業ってやつかと感じることがたくさんありました。

 

数年前の教え子のお父様が

その商社の部長だったことがあり、

(その時の驚きは強烈でしたが)

お話をした時に私の同期は半分ほどが

辞めてしまっていたということを伺いました。

 

私が就活をしていた頃はちょうど

就職氷河期と言われていた時期だったので、

非常に待遇が良いかった会社を辞めるというのは

かなり勇気がいる決断だったと思います。

「自分の道を見つけられたやつは幸せだ。」

と部長はおっしゃっていました。

私がそのお子さんを指導してた時は、

名古屋で単身赴任をされていたのですが、

「宮仕えは大変やぞ。」とおっしゃってました。

 

父は会社を経営していました。

住宅関係のメーカーで、国内に4つと

台湾に1つの工場を持っていました。

旭硝子と日本板硝子、YKKとTOSTEMという

寡占の業界の中で、第三のメーカーとして

存在感のある会社だったと

就職先の上司から聞かされたことがあります。

 

父は以前も書きましたが、

小学生から高校生まで広島県の三原市にある

松寿寺というお寺で小僧として

親元を離れて暮らしていました。

大学入学後(今でもFランの大学です)に

やっと家族と生活できるようになり、

いくつかの会社でサラリーマンをした後に

独立したので、私には嫌なら勉強なんてしなくていい。

学問をしなさい。好きなことなら誰にも負けない

そういうものを何か見つけなさい。

ということを言われてました。

 

父のいうことの方が私には都合が良かったのですが、

父と母の板挟みにあい、

私が原因で両親の関係が悪化することが度々あり、

弟が原因で家族の絆が強くなるという感じで、

そういう家族問題が今から考えたら、

家族がちゃんと家族であり続けるために

必然的に起こったんじゃないかと思ってしまいます。

 

またまた、話が長くなってしまいました。

もう、言いたいことの結論を先に述べてしまいますと、

どんな子供でも、そんなに怒らなくても大丈夫ですということです。

叱る必要はあります。が、

怒らなくても、そんなに感情的にならなくても、

また、そんなに不安に思わなくても大丈夫です。

 

ただ、好きなことを精一杯するためにも

必要最低限の勉強はしなくてはなりません。

そういうことを生徒たちにわかってもらえるように

努力したいと思います。

私が子供達のために、また保護者の方たちのために

できることといえば、教科指導をすること以上に、

そういう事だと思います。

教科指導であれば、KGCの大学生の方が

素質がある人は多いように感じています。

 

人はそれぞれ、何か向いている事があり、

それを見つけられた人は、

それに向けて一生懸命に努力するようになり、

身につけた能力で多くの人の役に立ち、

喜び合い、幸せを感じる事ができるようになると思います。

 

人は、人間がいる社会の中でしか

生きる事ができません。

それだけに、人との問題というのは、

人生に大きく影響します。

その「人」が最初に直面する人との問題とは

親子関係に他なりません。

 

自分の役割を受け入れることと

自分がやりたいことは違うかもしれません。

特に成長著しい子供たちにとって、

嫉妬や羨望は常に抱える感情だとは思いますが、

うまく付き合いながら、

自分らしさを見つけ、

自分を成長させられるように願っています。

また、保護者の皆様にもそのようにお役に立ちたいと思います。

 

非常に遠回しになりましたが、

そういう理由で、相談に来られた方に、

中学受験を諦めるようにお伝えすることもございます。

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効果が無い、子どもを叱る言葉
1.「やる気あるの?」
2.「イヤやったらせんでいい。」
3.「早くしなさい。」
4.「ちょっと考えたらわかるでしょ?」
5.「〇〇しないなら□□もさせない。」

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※1月10日から教育相談を再開します。

 今のうちにご予約下さい。

 

有料教育相談については以下を参照

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12535669779.html

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12537154512.html

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12545512643.html

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12546937719.htm

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12552911683.html

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12560242675.html