KGCの英語指導　英検対策から海外大学進学まで　05就職活動編

前回の記事では、アメリカの大学へ留学するために
TOEFLで80点以上を目指しましょう。
そのために、高校生の間に英検準１級を目指しましょう。
ということと、そのためにオンライン英会話を始め、
語学学校の授業をオンラインで受けられますよ。
ということを書かせていただきました。

今回は海外の大学へ進学してから
就職活動のことについて書かせていただきます。

私は高校生の時に、短期の語学研修に行きました。
その際に知り合った同じ高校の
リーズ大学へ進学した先輩に、
海外の大学ってどんな感じ？と聞いたところ、
「こっちの大学は死ぬ気で勉強しなければ、
本当にやっていけない。お前には無理。」
とものすごく脅されたことがあります。

今では十分に理解できます。
海外の大学は、入学するより
卒業する方が難しいと言われています。

実際に学生たちの勉強時間も非常に長いです。
ほどんどの科目は週に２～３回、
1回60～120分で行われます。
留学生の場合、最低12単位、
通常は15単位を取得するため、
1週間の授業時間は12時間～15時間となります。

毎回の授業で必ず宿題が出され、
予習、復習、テスト準備などに少なくても
授業時間の２～３倍の自主学習が必要になります。
つまり、週に30時間～40時間の自主学習をすることになります。
平日のほとんどが朝から夜遅くまで勉強することになります。
日曜日も月曜日の準備で半日ほどは勉強しています。
金曜日の午後と土曜日に集中して
ショッピングでかけたり、遊んだりしてリラックスして
自由な時間を過ごすようです。

アメリカ人の極端に効率を追求する姿勢は
こうしたところで養われているのかもしれません。
日本の大学生とは比較にならないくらい勉強しています。
アメリカの大学は、日本のように国から助成金、
補助金が出ないので、大学側が、
教授が頑張らなければ、大学経営を
維持できなくなります。
ですから、大学教授がとてもよく面倒を見てくれるそうです。
部活動も、学内バイトも一生懸命に取り組めば
とても充実した大学生活を送ることが可能です。

そうした留学生を中心に行われる
就職活動が、キャリアフォーラムと呼ばれる場所で、
ボストンキャリフォーラムを始め、
ロサンゼルスキャリアフォーラム、ロンドン、上海など
世界各地で企業がブースを出展して
留学生の獲得に訪れます。
以下のリンクを参照ください。
https://careerforum.net/ja/event/
こちらのサイトはファイザー製薬がスポンサーになっていますが、
日本企業も予算を組んで、
アメリカの大学を卒業する日本人留学生の獲得に訪れます。

ボストンのキャリアフォーラムは
毎年約１万人の留学生が参加します。
このうち、本気で就職活動をしているのは
約5000人で、残りの約5000人は次年度以降の
下見に訪れています。

こうした留学生は多くの企業の場合、
日本人の新卒とは別枠で採用されます。
前回の記事のくら寿司のような採用が
当たり前になってきています。

私が懇意にさせていただいている
私立の進学校の教頭先生は、
「医学部医学科、旧帝大に行けないなら、
海外大学進学も考えたほうがいいよね。」
とおっしゃっていました。
そういう学校が増えてきていると思います。
実際に進学校の合格実績の中には、
海外の大学が名前を連ね始めています。

４年間、本当に大変な思いをして
勉強することになると思いますが、
その後の長い人生を考えた時に、
バイリンガルになることと、
海外でたくましく生活したことは、
大きな財産になると思います。
また、そういう時代になりつつあります。

ふつうに日本で生活していて、
海外の大学へ進学しようという気には
なかなか駆らないと思います。
是非、高校生の間に一度マレーシアへの語学研修を
経験されてみてはいかがでしょうか？
こちらもKGCでお世話させていただきます。