賢明学院から上智大学へ進学する方法
先日、賢明学院の入試担当だった先生が
説明会の補足の説明に来られました。
賢明学院の中学校・高校についてはこちら
https://kenmei.jp/highschool/
一番下の進学コースについてお聞きしました。
進学コースから大学進学を考えた場合、
年を越して2月の一般入試を受ける生徒はほぼいません。
進学コース全体で、年内に行ける大学へ決めるのが
主流のようです。
トップクラスの進学校になると
ほとんどの生徒が国公立大学を受験するため、
年末年始はもちろん、2月までしっかりと
受験勉強をします。
自分と向き合い、同志と自習室にこもり
最後の最後ま力を磨き上げます。
途中でくじけそうになった時に
同士がいる環境は相当心強いらしく、
以前三国丘高校に行っていた生徒は
この点を以て、三国を選んでよかったと言っていました。
話はそれましたが、賢明学院に進学した場合、
国公立大学の受験は、入学当初から
鉄の意志を持って本気で勉強できる生徒でなければ
かなり難しいと思われます。
特に進学コースは指定校推薦、公募推薦で
年内に進学先を決めてしまうようです。
2016年度は52名中23名が指定校推薦で大学に進学しています。
また、その他の生徒も大半が公募推薦で決めています。
2017年度は39名中20名が指定校推薦、
その他も大半が推薦で大学へ進学しています。
主な進学先は、南山大学、近畿大学、龍谷大学
関西外国語大学、甲南女子大学、神戸女学院大学、
桃山学院大学などです。
学校の偏差値が全コースの平均がKGC調べて50ほどなので、
妥当な大学ばかりと言えますが、1つだけ特長がとすれば、
上智大学への指定校推薦枠が3名あることです。
2016年、2017年は進学コースから上智はいなかったようですが、
以前はいたことがあるようです。
キリスト教の学校繋がりということでの枠なのですが、
信者じゃなくても指定校を取ることができます。
これはすごいことです。
早慶上理の上智に行けるのであれば、
この学校を選ぶ価値は十分にあると思います。
指定校推薦なので、全教科素晴らしく良い
評定を取らなければいけませんが、
上智レベルの国公立に進学するための
9科目の勉強をすることと比べれば
この学校の定期テストなどで良い点を取ることは
それほど難しいことではありません。
しかも3名です。2018年だけで見てみると、
偏差値で同等やそれ以上の高校で言うと
和泉や大阪女学院でも上智の実績は出ていません。
東住吉、泉北、堺東、登美丘、河南、阿倍野
阪南大学、阪南、金岡なども1名も出ていませんが、
賢明学院からは毎年3名出ています。
もちろん、進学してからの勉強に
ついて行けるかどうかなどを考慮して
学校も選定していると思いますので、
かなりハードな勉強をしていることは
想像に難くありません。
高校を選択する時、私立は指定校の枠が
どれほどあるかを調べることも大切です。
必ず、そのへ行けるかどうかはわかりません。
また、生徒の個性にもよりますが、
無理して上位校を受けるのではなく、
指定校狙い、特待生狙いの学校選びもアリだと思います。
これからの大学入試改革に
翻弄されないための1つの手段として
十分検討の余地があると思います。
指定校やAO狙いの生徒を集めて、
教科横断型でレポートや討論を盛んに行い、
コンクールやコンテスト、プレゼン大会で
優秀な結果を修めて受賞する。
こうした学習履歴を武器に大学選びをする。
今までの授業ではできないことなので、
先生側にも能力や技術が求められますが
そういう学校がこれから増えてくると思います。
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賢明学院2018年度実績
(サンデー毎日調べ)
兵庫県立大 1名
上智大 3名
関西大 9名
関学大 4名
京都産業大 4名
近畿大 15名
甲南大 1名
龍谷大 8名
一番たくさん合格している大学 近畿大学
二番目にたくさん合格している大学 桃山学院大学
旧帝大率 0%
早慶上理率 1.4%
神市府率 0%
MARCH率 0%
関関同立率 6%
産近甲龍率 13%
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