新しい中学受験のニーズ? 私立中学校からのニーズかも?

2019年度入試に向けた学校案内が届きました。
私立の中学、高校の中で
KGCに一番早く届いたのは
「大阪学芸高等学校附属中学校」
でした。

この学校は、もともと
「成器商業」という商業高校でした。
その後、「成器高校」という名前に変わったのですが、
「成器」という言葉の響きを嫌ってか、
「大阪学芸高等学校」と名前を変えました。

その後、中学校を設置する際に、
普通に附属の中学校を設置せずに、
中等教育学校にしました。

塾の先生たちにはすでに馴染みになった
中等教育学校は、
6年一貫教育で、
大阪学芸高校に入学した生徒たちと
高校進学時に混ざりません。
まったく新しい学校です。

ターゲットも、
偏差値40ほどの生徒とし、
中学受験で進学校に不合格になった
生徒を対象に遅い日程で
生徒を集めていました。

この中等教育学校も
斬新な取り組みをしていました。
東大の合格者も出ており、
「桃山や浪速に行かせるなら学芸へ。」
とお話しする保護者の方も徐々に増えてきました。

ところがあまりレベルが高くないことが
あだとなり、時々、授業が崩壊する学年が出たり、
警察沙汰になり退学する生徒が出るなど
あまり良くない話もありましたが、
先生方の地道な努力の成果で、
カリキュラムも進学実績もかなり良くなってきていました。

今回パンフレットが送られてきた
高校附属は、中等教育学校の下の方のクラスを切り、
高校附属の方へ流すということのようです。

入学試験は優しく、
中学受験の勉強をしていなくても
学校の勉強させちゃんとやっていれば大丈夫
なレベルになっています。

中学受験をしなくても、
意識の高い生徒ばかりで
良い環境を作り、良い先生に授業をさせれば。
生徒を伸ばせると思っているのだと思います。

この高校附属中学校は、
高校進学時に、外の公立高校を受験することができます。
おそらく、北野、天王寺、三国丘あたりを
合格させようと考えているのでしょう。
したがって、私立中学によくある、
中3から高1の内容を勉強することもありません。

少子化の中、中学受験市場は苛烈を極めています。
生き残るためにも、こうした生徒たちを募集する
中学校が増えてきています。
大谷高校の凜花、
初芝立命館のきらめき、
堺リベラエル中学校などは
その例でしょう。

私立中学校が、経営を維持するためとはいえ、
一部の保護者の新たなニーズに答える形で
進化していっているように感じます。
ちょっとずつ変わってきている気がします。

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