生き残る女子校 大阪女学院中学校・高等学校
大阪女学院から新年度のパンフレットが届きました。
これは驚きました。
どの学校よりも新年度のパンフレットが早く出来上がってます、
24年度の入試データもちゃんと掲載されていました。
次年度に向けて、すでに本格的に動き出していることがわかります。
ここの中学校の募集人数は毎年190人ですが、
入学者数は、2022年度が170人、2023年が165人、2024年が178人と
定員を満たせない年度が続いています。
入試が2日目入試となっています。そのため、
多くの受験生が受験しているのかと思いきや、
思ったより多くありませんでした。
特に前期B方式は、2022年、2024年ともに全員合格しています。
この学校の歴史は明治時代から始まります。
キリスト教を軸とした女子教育を行っています。
余談ですが、私の母はこの学校に中学から通っていました。
戦後の生まれで、地元の公立中学に進学する予定だったのですが、
母親(私の祖母)が男子と同じ教室で授業を受けることに
抵抗を感じて、女子校を受験させたとのことです。
祖母の頃は男子は男子校へ、女子は女子校へというのが当然で、
男子が受けるべき教育と、女子が受けるべき教育は異なったものでした。
戦後、教壇に立つ教師たちも戦前の教育を受けた人たちばかりで、
戦後の新しい日本で女性の地位を高めていくために
女子校でなければできない教育というものが際立った学校だったそうです。
多様化の今の時代、女子が社会に出るにあたり、
女性だから受けておくべき教育を今の女子校が
どれほど追求しているのかはわかりませんが、
大阪女学院は英語を軸に特徴ある指導をしていることは、
英語科が設置されていることや、その英語科の中に
国際バカロレアがあることなどからも分かります。
また、この学校は自由な気風が売りなのですが、
放課後の自由度も高く、習い事や部活、塾や予備校など
やりたいことに使える時間が多い学校です。
以下に、KGCに通う生徒たちの一部の中学校の授業数を
表にまとめてみました。1週間の授業数を表しています。
大阪女学院は1週間の授業数が一番少ないです。
そして、英語の授業数が一番多くなっています。
英語に力を入れていることがここからもわかります。
1週間の授業数も少なく、中学校は34単位です。
平日は6時限、土曜日は4時限で1週間に34単位です。
39単位の学校は平日が7時限ということになります。
興味深いのは、授業の対数と大学進学の実績が
比例していないことでしょうか。
例えば、四天王寺は清風南海よりも医学部医学科の実績が
かなり良いですが、授業数は少ないです。
また、桃山学院の選抜と、清教学園のS特進Ⅰ類は
同じくらいのレベルですが、大学進学の実績は
清教学園の方が良いみたいです。
以下の表のそれぞれの学校は、学校の教育方針や、
教師の研修度合い、授業のレベルや宿題の出し方、
定期テストの問題のレベル設定などに特徴があります。
もちろん、学年団により多少の偏りはありますが、
生徒達の勉強に向かう姿勢の育て方も特徴的です。
小学生の生徒やその保護者の方が、そういったところまで
学校の説明会だけで把握するのは難しいと思います。
是非、私立中学の生徒や高校生を指導している塾の先生に
そういったことを質問してもらいたいと思います。
話はそれましたが、大阪女学院から最新のパンフレットが届いたので、
・放課後の自由度が高い学校であること
・英語に力を入れていること
こうしたことがパンフレットから読み取れるということと、
他の学校のパンフレットを見る際にもこうしたことに
気を付けてみていただければと思います。
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