志願者数の多い学校=良い学校は成り立つか?

先日、浪速高校が受験者数が多く、 設備投資が凄いという記事を書きました。

大阪府下に志願者の多い学校があります。以下に、大阪府下で入試説明会などで お聞きした人数などをもとに、

「募集人数」「内部進学者数」 「専願志願者」「併願志願者」「入学者」 を抽出してみました。

まずこちらの表は、 受験者数が1000人を超える学校を中心に 併願戻り率が低い順にならべてみました。

ちなみに一番上に興國高校を載せているのは、 この学校が大阪府下で最も教育力のある高校の1つだからです。

興國高校の志願者数を見ると、 専願だけで定員を超えているのがわかります。

 

併願戻り率が最も低い高校は羽衣学園です。

併願戻り率とは、

私立高校を滑り止めとして受けたけど、 第一志望の公立高校が不合格となり、やむなく、滑り止めで受験した私立に進学した割合です。

羽衣学園を滑り止めで受験した生徒の95.2%が公立高校に合格していることになります。

この受験者数が多くて、併願戻り率が少ない学校に共通して言えることはあまりレベルが高くないということです。

特に今年は定員割れしている公立高校がたくさんあり、受験すれば合格する状態でした。

定員割れしている公立高校の多くが偏差値50以下でしたが、

こうした公立高校の滑り止めになる学校は併願戻り率が低くなります。

 

また受験する生徒のほとんどが、「どうせ公立に合格するから私立はどこでもいい。」という感じで受験しています。

こうした「どこでもいい私立」には特徴があります。

それは「特徴がない。」ということです。

 

多くの私立高校が教会やお寺が前身であったりするのですが、

羽衣学園、四条畷学園、大商学園 阪南大学、近畿大学、常翔啓光、大阪、 大阪学芸、大阪産業大学、大阪学院

箕面自由学園、追手門学院、関西大倉

これらの学校は宗教教育がありません。

今まで受験指導をしていいる中で、 創価学会の生徒の何人かから、

仏教系やミッション系の学校に進学できないという悩みを相談されたことがあります。

本当は大阪女学院に進学したかったのですが、ある生徒は近畿大学に進学することにしました。

こうした例を1つとっても特徴が無い学校は選ばれやすいということになります。

 

また、キリスト教系の高校でも、グラデーションがあるようで、

「キリスト教の学校だと思って来てみたら、思っていたのと全然違いました。」

と言って1年でその学校に見切りをつけた先生を知っています。

「あの学校は似非です。」と言ってました。

 

生徒も教師も幅広く、多くの人数を集めなければ いけない学校は、

極力宗教色を薄めて 学校生活を送ってもらわなければいけないようです。

また、コースがいくつかに分かれていて、併願しやすいという特徴もあります。

ほとんどの学校が3つ以上のコースを設けています。

 

そして立地が良いことも人気を支える1つです。

たとえば、近畿大学などは奈良、兵庫、大阪から生徒を集めています。

桃山学院もかなり広範囲から集めています。

遠くても駅から近い方が人気があります。

これに対して併願戻り率が高い高校見てもらいたいと思います。

多くの学校が宗教教育に力を入れており、宗教の定期テストもしっかりと作られています。

また、開明や大阪桐蔭、四天王寺は課題が多いことで有名で、

中学受験の際に、大量の宿題に追われ、それを親が管理し、強制的に勉強をさせてきた保護者に

人気があるという特徴があります。

清教学園と桃山学院に姉妹で通わせていた保護者の方が、

「清教はほとんど何もしてくれへん。」

と文句を言っていましたが、よくよく聞いてみると、強制力のある補習や課題が少なすぎるということでした。

それでも清教の生徒は「宿題が多い。」と文句を言いますが・・・

 

これだけでも特徴がそれなりにあるように感じますし、

学校が来て欲しいと考えている生徒像がはっきりしているように思います。

簡単ではありますが、志願者のうちの専願者数、

併願戻り率でまとめてみるだけで、これだけの分析が簡単にできてしまいました。

以上のことから、志願者数が多いというだけで良い学校かどうかを判断するのは難しいのですが、

併願戻り率を絡めると分かりやすくなります。

 

南大阪の学校であれば、これ以上にそれぞれの学校の特徴を掴んでいたり、

進学した生徒がいる学校であれば、定期テストのレベルもわかります。

KGCの生徒の中にも、「公立に行くから私立の受験校はどうでもいい。」 と、

オープンスクールや部活体験にも行ったことが無いのに受験校を決める生徒が時々います。

公立に合格すればよいのですが、万が一不合格になると、大変なことになるかもしれないので、

極力見に行くように生徒達には伝えています。

 

また、どうでもいいと思って受験する生徒にも「絶対に受験するな。」と強く伝える学校があります。

そのうちの1つが大阪城の近くにある共学校です。

ちなみに中学校も去年から受けさせないように努めています。

受験を検討されている方で、詳しく知りたい方は是非 有料教育相談をお申込みいただきたいと思います。

 

受験生1人当たり20,000円の受験料が入ってきます。

こうして手に入れた潤沢な資金を生徒のためにしっかりと配分してもらいたいと願うばかりです。

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