小論文・作文指導を小学生から・・・「なりきり作文」

前回の小学生の国語指導についての続編です。

前回の記事はこちら。

https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12439517293.html

 

小学生から小論文対策と言っても、

始めは文章を書くところからスタートします。

 

最初は、テーマ作文を書いてもらいます。

誰でも知っている童話などから題材を取り、

例えば、「うさぎとかめ」「桃太郎」などの

あらすじを書いてもらいます。

 

最初のテーマ作文では、

・主語、述語の一致

・修飾語はできるだけ近くに配置。

・一文一義で短い文をたくさん書く。

などを指導します。

 

その次に、日記作文を書いてもらいます。

・いつの出来事か?経験した順番に書く

・自分の気持ち、感想などを書く

などを中心に指導します。

 

「夏休みを振り返って、2学期の自分へ」

などを題材にした作文は、

過去のことか?これからのことなのか?

整理しながら書くことは小学生に取って

わりとハードルの高い事です、

 

テーマ作文、日記作文ともに何週にもわたって

いくつか書いてもらいます。

 

父の日、母の日、終戦記念日、

クリスマス、お正月などは

書いてもらう前にどのような意義のある日なのか?

を説明したうえで、日本や海外の文化についても

学んでもらいます。

 

そして、主語、述語が一致して、

上手に修飾語を使うことができるようになり、

時制も整った文章が書けるようになってきたら

「なりきり作文」を書いてもらいます。

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なりきり作文 小5男子

 

 ぼくはけしゴムの消太です。僕のご主人さまは田中憲治くんです。ご主人様の憲治くんはとても頭が悪いので、ぼくのことをしょっちゅう使います。とても人使いのあらい小学生だと思います。ぼくはとても力強くゴシゴシ消されるので、頭は燃えるように熱くなりなます。ご主人様の憲治くんのせいでぼくの頭は半分ほどになってしまい、もうすぐ目がなくなりそうです。また、ご主人様はときどシャーペンのしんやがびょうなどでぼくのことをさします。そのためにぼくの体はあなだらけです。とてもいたいです。でももう慣れました。今はいつかご主人様のこともさしてやろうと計画しています。友だちの消男くんのご主人様の鈴木ゆきちゃんはとてもかしこいので、消男くんはぜんぜん小さくなりません。いつもぼくのことをかわいそうだとなぐさめてくれます。僕はふくざつな気分になります。僕が小さくんればなるほど、ご主人様がかしこくなってくれたらいいのになぁ。

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という具合に、何かの物になり切ってもらい、

主観をしっかりと述べてもらいます。

「気持ち」をじっくりと考える機会になります。

書いている様子を見ながら、生徒に気づきを与えるのも

講師の力量です。

 

小学生らしいとてもユニークな作文を読めるので、

私にとっても、とても楽しい仕事になります。

次回は、「実況作文」などについて説明させていただきます。

 

 

 

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