記憶する力を伸ばす国語・数学の力　前編

受験勉強と暗記は切っても切れない関係ですが、
暗記すること自体は、それほど困難なことではありません。

ＫＧＣの集団指導部門では、
小学生から１００問テストを毎月実施しており、
小学生は漢字を、中学生は英単語をテストしています。
どの生徒も必ず満点を取って合格します。

一発で１００点を取る生徒もいれば、
再テストで１００点を取る生徒もいます。
１００点取るまで帰れないというルールで運用していますが、
今まで家に帰られなかった生徒は一人もいません。

生徒達の中には「覚えられへん。」
と言い切ってしまう生徒もいますが、
私は１００問テストを毎月している経験から、
「『覚えられへん。』ということは絶対にない。」
と言い切っています。
しかし、「覚えにくい」ということに関しては理解しています。

それぞれの生徒には、科目に対する好き嫌いがあり、
嫌いなものは覚えにくくなってしまうことがあります。
そこで、今回は
「記憶力を高めるために、どういうことを心がけて
　勉強すればよいか？」
を書きたいと思います。

脳は忘れることが得意
脳は覚えることよりも忘れることのほうが得意です。
もし脳に忘れる機能がなく、
覚えてばかりであれば、
７分ほどで脳がパンクすると言われています。

脳には、絶えずいろんな情報が
送り込まれています。
椅子に座っている時、意識しなくても、
脳にはお尻が椅子に触れている感触、
背もたれに背中が当たっている感触、
平衡感覚などを処理して、
椅子から転げ落ちないようバランスを取るように
筋肉に指令しています。

このような情報のやり取りは
生きていくうえで必要がないため、
どんどん忘れていきます。
これらの情報をもし、忘れることができなければ、
脳は短時間のうちにパンクしてしまうのだそうです。
この特性をまずは受け入れましょう。

次回は記憶のカギとなる前頭葉と側頭葉について

書きたいと思います。

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