おかしな実績アピールをする大阪桐蔭の説明会

前回は高校入試のエクシード立ち上げに関して
書かせてもらいました。
大阪桐蔭の塾対象説明会の続きです。

この学校の説明会に伺うのは久しぶりでした。
裏金問題の私的流用事件があってから
ちょっと遠ざかっていたのですが、
相変わらずというか、パワーアップしたというか
桐蔭らしい説明会だったと思います。

裏金が発覚する前は、
大阪桐蔭の説明会といえば
リッツカールトンホテルで行われ、
お土産はいつも豪華で、それ目的で
説明会に参加される方も多かったのですが、
今回は時期も時期だっただけに、
会場は大阪産業大学で、お土産はボールペンでした。
この大学も桐蔭からたくさん受験させて
偏差値を意図的に上げようとしたことで
ちょっと有名になりましたよね。
とにかくダークな印象が業界で付きまとう学校です。

この学校は授業日数が多いです。
公立中高の授業日数がが年間約180日であるのに対し、
大阪桐蔭の中学校は265日、
高校は266日授業をしています。
また、授業時間も
公立中高が3045時間であるのに対し、
大阪桐蔭は5160時間授業をしています。

中学校も高校も土曜はもちろん授業があります。
土曜日は、5時間授業をした後に終礼テストがあります。
水曜日は6時間授業で、それ以外は7時間授業です。
午前に3時間、昼食をはさんで午後4時間という感じです。
ものすごい授業時間数です。

やっていることはほぼ塾ですね。
部活は加入率も高く、積極的にやっている感じですが、
週２回ほどの活動が多いようです。
部活動を積極的にしたい生徒は、
説明会などで詳しく話を聞いた方が良いと思います。

すでにあちらこちらで情報が出ているので、
詳しくは書きませんが、
学習に関する取り組みは、
「あらゆることをしている」
でお判りいただけるかと思います。

授業時間が多く、課題も多く、
英検、GTEC、オンライン英会話、スピーチコンテスト
ベルリッツ英会話などなどです。
オンライン英会話はベネッセが開発したもので、
鍛えられたフィリピン人講師がやっていると言ってました。
KGCでやっているものと近いと思いました。

教頭先生の説明の至る所に
「大阪桐蔭ですから・・・」
という言葉がちりばめられていたのですが、
いろんな意味で妙に説得力がありましたね。

東大8名、京大33名、阪大22名、神戸大28名
北大７名、名大１名、九大３名、東工大１名
という実績は、入学時の生徒の平均偏差値からすると
かなり伸ばしていると思います。

20年ほど前は、清教学園とほぼ同じ偏差値の男子校で、
１浪して関関同立が精一杯という感じだったのですが、
随分と清教は水をあけられたものだと思いました。

東大と京大の合格者を足した合計人数の
ランキングを作っていました。
ここの説明で、名指しはしませんでしたが、
「本校の２つ、３つ下の学校よりも入学時は
偏差値は下でも卒業するときには逆転できています。」
と卑怯で厚かましいアピールをしていました。
２つ下は白陵、３つ下は大阪星光でした。

どのあたりが卑怯で厚かましいか、
簡単に１つだけ説明させてもらうと、
東大と京大の合格者は、