この学校は大正11年に堺愛泉女学校として創立され、

来年100年を迎えます。

元々、堺女子という学校は

生徒の平均偏差値が35くらいの学校でした。

平成21年に新しい取り組みを進める中学校として

「堺リベラル中学校」が開設、

この私立中学校は、３年後に

トップ高校への進学を目指すと言うことで

天王寺高校などへの実績を出していました。

その後平成30年に「堺リベラル高等学校」が開校しました。

今春、堺リベラル高等学校の1期生が卒業しました。

主な進学先は以下です。

 

筑波大(人文・文化学群)　1名

高知大( 医・看護)　1名

和歌山県立医科大(保健看護)　1名

同志社大(経済) 1名

同志社大(スポーツ健康科学)　1名

同志社大(神)　1名

関西学院大(法)　1名

法政大(社会)　1名

近畿大(薬)　3名

近畿大(法)　2名

近畿大(理工)　2名

近畿大(生物理工)　1名

近畿大(農学)　3名

同志社女子大(現代社会)　1名

武庫川女子大(生活環境)　1名

神戸女学院大(文)　1名

関西外国語大(外国語)　2名

摂南大(理工)　6名

摂南大(看護)　8名

摂南大(農学)　6名

大阪芸術大(工芸)　1名

大阪芸術大(放送)　1名

 

特筆すべき点は、上記に指定校推薦は

含まれていないことです。

（進学実績等がないため大学から貰える指定校枠がまだ０）

1クラス20名ほどの少人数制で、

とてもきめ細かく指導されていることが伺えます。

校長先生が全員の進路懇談をし、

今回は教頭先生にお話を伺ったのですが、

生徒の進路先を全て把握していらっしゃるみたいです。

また、公立高校を受験する際に重要な

「内申点」が大阪府の公立中学校の平均値が

3.46～3.49に対して、この中学校は3.76でした。

公立高校を受験する際に内申点をとりやすくなります。

令和3年度入試において

堺リベラル中から天王寺・高津・

清風南海・四天王寺に進学している生徒もいます。

この中学校が、12年前の開設当初から

掲げている特徴に表現力の育成がありますが、

楽器とダンス、演劇の授業が週に合わせて

4時間あります。 生徒自身が生き生きと

学校紹介をする様子を見せていただきました。

これまでのいかにインプットできるかの

知識教育が変わりつつある中で、

いかに自分の考えを表現するかということ、

アウトプットの能力はこれから

ますます問われていくことだろうと思います。

何度もこのブログで書いていますが、

私立高校は生き残りをかけて

その存在意義が問われています。

そして、それぞれの私立高校が

独自の取り組みで生徒を伸ばしています。

この学校は男子校で言うところの

興国高校のようになるのかもしれませんね。

この学校で培った表現力と学力を武器に

国公立大学の推薦入試の実績を挙げてくれることを期待しています。