大阪偕星学園高等学校は昔の此花学院という男子校です
この学校は以前は此花学院という男子校でした。
平成7年に女子の受け入れを開始して共学に
なりましたが、女子の占める割合は高くありません。
開成教育セミナーという塾が買収して
「かいせい」という名前が使われたのでしょうが、
大阪偕星という名前になってから3年目。
今年の高校1年生が偕星一期生ということになります。
今年は甲子園で大変なことになっていましたね。
ご存知だと思いますが、
東京にも開成という高校があります。
甲子園出場で「かいせい」という知名度も
認知度も上がったのではないでしょうか?
来年の受験者数増加につながるのかな?
と思います。
昔は興国、此花、柏原と言えば、アホ3K
などと並べられていましたが、
今は3校とも変貌を遂げ、以前のような印象は
薄くなりつつあります。
それでも、私の世代の保護者の方には
昔の印象がぬぐいきれない者があるのかも知れません。
現在、この学校は生活指導を徹底しています。
服装や、遅刻欠席、授業を受ける姿勢など、
このレベルの学校を受ける生徒が
地元の中学校ではしつけられなかったことを
じっくりと改善に取り組んでいただけます。
そうした成果が指定校推薦枠に
反映されていると思われます。
在校生の人数よりも多くの推薦枠があるのですが、
実力で勝負する生徒が増えて生きているため
指定校の枠は余っているようです。
実際に進学実績もここ数年で伸びて来ており、
高1の時の学力を示したうえで、
和歌山大学や下関市立大学、高知大学などの
国公立大学へ進学した生徒がどれほど伸びたかなどを
説明していました。
関関同立、産近甲龍などの人数も増えているようです。
一番スタンダードな総合コースは通常は7時間授業です。
気合いが入っていますね。
ただ、偏差値が50前後からこのレベルの学校になると
7時間授業はあまり珍しくありません。
そして、この学校は希望者は8時間目授業が受けられます。
1年生は60%が希望するそうです。
2年生は100%になります。
総合コースは再編があり、
現在の進学専科は「進学」
情報専科とキャリア専科は「キャリア」
ボランティア専科は「社会福祉」となり、
新しく「幼児教育」ができるそうです
受験者の評定平均も年々上がってきているそうです。
ウチからこの学校へ進学した卒業生などを見ていると、
とにかく、先生が生徒一人ひとりまで
ていねいに気を配ってくれている様子がわかります。
不登校の生徒を受け入れるための枠もあるようです。
私は以前からそうした話を聞いていたので、
今年の野球部の活躍の裏にある様々な美談を
「ああ、そういう学校だからなぁ。」
と感心して聞くことができます。
中学校ではおとなしくて、自分の個性がいまいち
見つけられず、高校ではもっと勉強を頑張りたい
そう思っている生徒にはオススメな学校です。
説明会の最後には甲子園出場メンバーが出てきて
自己紹介をしていました。
これを楽しみにしていた塾長さんも
多かったのではないかと思います。
最後に、毎年恒例の大名巻を頂いて帰りました。