暗記ができない人はいない 第1話

勉強が苦手だと思っている人、
成績がうまく伸ばせない人の共通点として、
一様に
「暗記できへん」 
「暗記嫌い」 
「暗記が苦手」
と口にしています。

覚えるのが苦手な人は、
「能力特性の問題だから仕方ない」
と思い込んでいる傾向があります。
自分は人と比べて暗記する能力が低いのだと。

特に、周囲に勉強が得意な生徒がいると、
相対的に自分の能力を低く評価してしまいがちです。
しかし、それは個人の能力の差ではなく、
「暗記する方法」をしっかりと鍛えているかどうか
の差でしかありません。

そして、暗記する能力は
誰でも伸ばすことができるのです。

少なくても高校生くらいまでは、
脳はどんどん成長していますので、
早期に暗記することに取り組んだ生徒は、
それだけ高い暗記する能力を身につけることが可能なのです。

大人になると、
脳の暗記する能力を鍛えることは難しくなります。
その能力が落ちないように工夫して努力することは可能です。

また、それまでに暗記をした経験を生かして、
上手に記憶に留めて整理することができるようになります。
しかし、暗記できる量を増やすことは
なかなか困難なことになります。

暗記する能力を高めることができる時期に、
その能力を目いっぱい伸ばせるように、
KGCでは中学生、高校生に
その能力を鍛える取り組みを積極的に行ってます。

漢字や英単語、古文単語などは
小学生から高校生にかけてルーティンの課題として課しています。

定期テスト前になると、
社会科や理科の暗記にすごく時間がかかり、
時間をかけたわりにはテストの点数に反映されない生徒がいます。

このようなタイプの生徒は、
誤解を恐れずに言うと、
「覚えよう」という意識が極端に低いです。

勉強する前から、口に出しさえしませんが、
多くの生徒が
「やってもどうせ覚えられへん」
「覚えてもどうせすぐ忘れるし」
などなど、ネガティブな意識になってしまっているため、
無意識のうちに、覚えないように自分でしてしまっています。
もったいない話です。

次回は、暗記が苦手な人向けに

それを克服する3つの原則を紹介させていただきます。