KGCのクリスマス
今日はクリスマスイブということで、
スタッフがいろいろと趣向を凝らしてくれました。
事務と英会話コースを担当してる
女性講師が、非常勤のスタッフのために
クリスマスプレゼントを用意してくれました。
「ツリーの下に置いておきますので、
持って帰ってくださいね。」
と一人ずつにプレゼントを用意していました。
今日や明日のような日に
仕事に来てくれるスタッフですから、
感謝せずにはいれません。
そして、授業には赤いサンタのキャップをして
講師が授業に臨みました。
意外と生徒からウケが良かったんです。
そして、生徒たち一人一人にケーキをプレゼントしました。
残念ながら、今日は
「家に帰ったらケーキがある。」
と言って食べなかった生徒もいましたが、
非常勤のスタッフにも食べてもらい、
教室全体が温かい雰囲気に包まれていたと思います。
クリスマスの精神とは?
ということで、ここから少し長くなりますが
是非読んでいただきたいと思います。
人には「正しい心」と「悪い心」があります。
性質として、「正しい心」はもともと強く、
なかなか大きく育てにくい。
「悪い心」は弱いのですが、すぐに大きくなります。
人には自然と上へ伸びていく、成長する力が備わっており、
生まれてから年月が経つと、
自然と這うようになり、
言語を認識するようになり、
直立歩行をして、言語を話しはじめます。
年を重ねていくに従い、上に伸びるのは難しくなります。
下が固まっていないと、上に積み重ねにくくなります。
受験などの壁ができれば、
より強い、上に伸びる力が必要になります。
悪いことをすると上に伸びる力は横にそれていきます。
少々、横にそれても「正しい心」で元に戻ります。
「正しい心」はつねに「悪い心」を押さえたり、
横にそれていくのを元に戻したりする力として
機能しています。また、「悪いこと」と認識するだけの
「正しい心」がある人は、人前でごみを道端に捨てたり、
駅の自転車を盗んだりすることを「恥ずかしい」や
「みっともない」と思います。
誰も見ていないからといってごみを捨てたり、
軽い気持ちで万引きをしてみたりすることは、
もともと人が持っている、正しく上に伸びる力を、
自分で下げることになります。
つまり、自分で自分の力を裏切っていることになるのです。
仮に軽い気持ちで万引きをしてしまったとして、
初めてしたときというのは、すごくドキドキして
胸が鳴り、罪悪感にさいなまれることと思います。
ところが、この軽いつもりの「悪いこと」を
繰り返すうちに、「悪い心」はどんどんと大きくなり、
「悪いこと」がエスカレートして、
次第に罪の意識がなくなってきます。
これは「正しい心」が少しずつ小さくなり、
「悪い心」を抑えられなくなってきているのです。
「悪い」と思えるうちはまだ救えますが、
車の窓からタバコの吸殻を捨てるようになると、
悪い事と認識することすらできていません。
昔の日本の家には鍵がなく、戸に「閉まっている」
という札や紙を貼ってあるだけのものでした。
月曜日に間違って散髪屋に言ってしまった人が、
「本日休業」の閉まっているシャッターを見て、
「本当に閉まっているのか?」とシャッターを
開けようと試みる人がいないように、
閉まっている戸を見て、閉まっている様子を見て、
「ここは閉まっているのだ」と、人の心に鍵をかけるのです。
昔の人の方が、現代の日本人よりも清貧で、謙虚で
人の良心を信じた行動をとり、神を信じ恐れたのでしょう。
人間、強くなれば悪くなり、賢くなれば汚くなりがちです。
誰も見ていなければ、バレなければ良いだろという
「悪い心」が巣食ったら正しい力が弱くなっている
ということを思い出しましょう。
誰も見ていないけど、自分だけは知っています。
サンタクロースも神様も姿は決して見せません。
しかし、ずっと見ています。見られていると
「悪い」は姿をひそめます。
クリスマスになるとサンタはトナカイの引くそりに乗って
世界中の「正しい」を鍛えた「よい子」にプレゼントを
くれるのでしょう。
と、こんな話を授業中に話したりしています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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