【中学受験・高校受験】志望校の選ぶ際に良い学校かどうかを見分ける方法(その1)
中学受験で志望校を選ぶ場合、
大手進学塾に通っている生徒は
大抵の場合、自分の偏差値を基準に
合格できそうな学校を選び、学校を見に行き、
そこを志望校にします。
大抵の場合、学校を見に行くと
気に入ることが多いです。
私立中学校は設備が整っていて、美しく
機能面でとても充実しているため、
特に公立小学校に通っている生徒にとっては、
説明会などで学校に行くと
こういうところで勉強したいと思うようです。
同志社香里など大学がついている
中学校や高校を見にいくと
本当に生徒たちが羨ましくなります。
そこで、今回は学校見学に行ったり
保護者間の噂を聞く以外に、
どのようにして学校選びの基準を持てばよいか?
について書いてみたいと思います。
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Contents
1.大学進学実績
2.合格実績から見る学校の教育力
3.〇〇な教師がいるか?
4.指定校推薦枠の中に〇〇大学があるか?
5.学校の先生が〇〇できるか
6.その学校の受験者の専願率はどれほどか
7.入試日程がどうなっているか
8.その学校の取り組み
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1.大学進学実績
最難関の学校を選ぶ家庭のほとんどが
大学は、東大か京大か国公立大の医学部医学科
という進路をとるため、灘や開成を第一志望にして
そこから自分が行きたそうな取り組みをしている学校を
選べばよいと思います。
関関同立や早慶に行きたい場合、
附属の中学校を選ぶのが一番近道です。
そして、その他の大学を選びたければ、
それぞれの大学に進学させる力があるかどうか?
を判断しなければならず、その場合たいていは
合格実績をもとに判断することになります。
この合格実績ですが、
学校によって記載方法が異なります。
私は、合格実績に浪人生を含めたらダメと思っています。
一昔前であれば、地方の公立高校へ行くと、
地元に予備校がないため、
卒業後も自習させてくれたり、
質問を見てくれるところが
あったのですが、今は地方でも浪人するときは、
予備校のある都会で一人暮らし
というのが一般的になりつつあります。
従って、浪人生の実績は
その学校の実績ではなく、
予備校やその生徒自身が学校を
卒業してから頑張った成果だと思うからです。
合格実績の中には何浪もしている
卒業生を記載している学校もあります。
学校のパンフレットをよく見て、
現役が何人いるか?を確認してもらいたいと思います。
また、この合格実績の記載の仕方も
学校のカラーが出ます。
たいていの場合、合計人数が書かれていて
そのうちの浪人が何人か?という記述の仕方になります。
例えば
大阪大学 30(7)
と書かれていて、注釈に( )は過年度生
と書かれている場合、現役で何人合格しているの?
と疑問に思った場合、ひき算をするという
一手間を見る側に負担させてしまいます。
それが
大阪大学 9(8) ※( )内は現役
と書かれていれば、見たまま現役生とわかります。
パンフレットの記載の仕方一つで
その学校が実績を大げさに書きたいのか、
親切に知らせようとしているのかがわかります。
ちなみに、上記に上の例は清風南海で、
下の例は清教学園です。
さらに言えば、中学校から入学した
6か年の生徒と3か年の生徒のそれぞれの実績、
また、たくさんコースがある場合、
コースごとの実績出してくれている学校は
とても好感を持つことができます。
「そんな細かい書き方まで知らんがな!」
と言われそうですが、学校の先生は
勉強を教える立場の方たちばかりで、
大学でもそのための学問をしてきている人たちです。
様々なドキュメントの書き方、データの引用の仕方、
数字の見せ方については細部の助詞の使い方まで
私たち以上に気を配っています。
2.合格実績から見る学校の教育力
多くの学校が
「国公立大学に何人合格させたか?」
をアピールしていますが、
学校から頼まれて受験したものの、
実際に進学していない生徒が一定数います。
KGCからも学校からあまりにも言われるので、
島根大学を受験して合格したものの
私立大学へ進学した生徒がいます。
つまり、数を稼ぐために国公立を
受けさせている場合があるのです。
国公立大学への合格者のうち、
地方のおそらく進学しないだろう大学を
受験する率をKGCでは飛ばし率と言っています。
もちろん、進学している生徒もいると思います。
しかし、学校が公表している「国公立大学進学率」
が必ずしもその学校の教育力にはつながりません。
「2・6・2の法則」に照らし合わせて、
私は、その学校の下位20%の退学率
留年率、不登校率などを調べます。
※不登校は成績とは関係ない場合が多いです
また、そうした生徒たちへの学校の対応をよく調べます。
下位20%の生徒たちの
進学したであろう大学名にも注目しています。
しかし、HPやパンフレットでは多くの学校が
そんなに細かいところまで書ききれないので、
「その他」にまとめられてしまいます。
そこで、学校説明会などに出向き、
指定校推薦の枠がどれほどあるか?
合格実績ではなく、進学実績はどうなっているか?
を調べることにしています。
少し前の記事にも書きましたが、
大阪学芸のように「一人一人の進学先まで把握してない」(そんなわけない)
と言って教えない学校もありますが、
ちゃんと資料を送ってくれる学校もあります。
教えていただいた学校名を公表できないのですが、
進路面談の際にお聞きいただければお知らせします。
と、長くなったので続きは次回以降にしたいと思います。
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