2020年の春、コロナが蔓延し始めて、
春休み前から５月末まで学校がなくなりました。
中学校では中間テストが行われないことになりました。
ほとんどの中学生は定期テストの１週間前に、
定期テストで良い点を取るためのテスト勉強をします。
学校もテスト範囲の勉強を生徒たちにさせるために課題を出します。
中間テストがなくなることで、こうしたテスト前の生徒たちの勉強時間が
確保されなくなるということを危惧した私は、
KGCでオリジナルの中間テストをすることにしました。

このことを日本各地にいる知り合いの塾長たちに伝えたところ、
同じように中間テストを塾内で実施したいと手を上げる塾が
いくつか出てきました。そこで、
「中間テスト模擬試験」という名前で
参加塾全体で平均点を出し、
順位を出すというイベントを実施しました。

この時に参加してくれた
青森市のS-classという塾がありました。
飲食店を中心に、人が集まるお店に
休業協力要請を政府が出す中で、
学校も休校になり、多くの学習塾が同じように休業し、
国から休業要請協力金をもらう選択をする中で、
生徒達の学びを止めないために塾を動かそうとする
志のあるいくつかの塾が私の「中間テスト模擬試験」を
自分の塾でも実施したいと言ってくれ、
しかもこの青森市のS-classという塾の三國先生は、
成績表を作り、偏差値を算出するアプリまで作ってくださいました。

今回の私の思い付きにもお付き合い下さるかもしれない
と思い、連絡を取ってみると、面白そうだから
詳しい話を聞きたいとのこと。
早速電話をかけ、私が考えている雪かきのボランティア、
農家の支援について話をしてみました。

雪かきの問題は、特に人口減が激しい地域では深刻で、
行政サービスもなかなか期待できず、
高齢化、若者不足で手詰まり感と閉塞感に満ち溢れつつも、
家を守るための日々のルーティンなので
落ちて亡くなる人がいたとしても、
今日屋根に上らないわけにはいかないという状態だという話でした。

現地に住む人から「手詰まり感」という言葉を聞き、
やはり何もしないわけにはいかないのではないか？
何か力になる方法があるはずだ。
そしてそれを考えたいと思いました。

「実際の現場を見に行きますね！」

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