「本当の学力をつける本」の筆者　陰山先生とお会いしました

今日は、初芝立命館中学校・高等学校の
花上校長先生からご紹介いただき、
朝から陰山先生と会ってきました。

私がまだ河内長野市の個人塾で勤めていたころ、
2002年に「本当の学力をつける本」が出版され、
本屋で立ち読みしてから、どんどん引き込まれ、
感化され、それから何冊か陰山先生の本を読みました。

私は学生時代から大手進学塾でバイトしていました。
予備校講師としても教壇に立っていました。
以前にも書いたのですが、この大手進学塾や
予備校で働いているころは、とても調子に乗っていました。
もともと学習意欲が高い生徒ばかりを集めているところです。
極端な話、前で独り言を言っているだけで
勝手に生徒の成績が上がっていく。
そんな環境が用意されているところでした。

個人塾で指導するようになってから、
「前で独り言を言う」
↓
「授業という形式がとれる。雰囲気を出せる。」
↓
「聞いてもらえる授業ができる。」
↓
「授業を通して教え、伝え、指導し、伸ばすことができる。」
というそれぞれを理解するようになりました。

勤めていた個人塾で自分なりに技術を身につけ、
「本当の学力をつける塾」を作りたくて、
2003年にKGCを立ち上げました。
開校以来、生徒を伸ばす技術は
個人としても塾としても経験や
ノウハウが蓄積されてきていると思います、

私は「どんな生徒でも必ず伸びる。」と信じています。
だからKGCでは入塾試験を行いません。
中学受験や大学受験では、
入塾試験が必要な場合もあるでしょう。
しかし、高校受験においては、
ましてや公立高校が主になるような市場では
入塾試験をする意味がありません。

入塾試験が意味を持つのは、
大手進学塾の未熟な講師にとってのみです。
基準になる学力を保有していない生徒が通っても
教える技術がないのです。
入塾試験の基準が厳しければ厳しいほど、
より賢い生徒が入塾するので
指導するのが楽になります。
教える技術が低く、賃金が安い講師を使うことができるため、
会社の利益率が上がります。

話はそれましたが、
今日、陰山先生が、
「現場の先生たちと陰山メソッドを実践していると
私よりも生徒をよく伸ばす先生が現れてきている。
以前、本で書いた時よりもはるかに強く、
『どんな生徒でも絶対に伸ばせる』と確信してるんだよね。」
と力強く仰ってました。目頭が熱くなりました。

陰山先生は今62歳です。
まだまだやりたい指導があるということで、
それをやり遂げるためにはあと30年は要る。
だから、最近はこんなのを読んでいる。
と教えてくれたのは不老に関する研究書でした。
現在は陰山先生は京都の自社ビルで
「陰山式スコーラ」という塾をされています。
次は名古屋にも教室が出るようです。
また、今でも公立の学校現場で
陰山メソッドの指導を行うために
全国を飛び回っているとのことでした。
次は、一緒にお仕事をする流れになりそうです。

ひょんなことから、初芝立命館の花上先生とお会いすることになり、
とても素敵な時間を過ごすことができました。
とても感謝しています。サイン入りの手帳ももらっちゃいました。