「入りやすく学力が伸びるコスパのいい中高一貫校」清教学園

表題は6月の週刊朝日の特集記事です。
この学校に清教学園が挙げられていました。

その他にも、ダイヤモンドセレクトの8月号に
「教育の質が高く学力が伸びる!中高一貫校」
という特集では、「国公立大学合格実績も高い上位校」
のランキングで「1位」となっていました。

また、週刊ダイヤモンドの8月の特集記事、
「娘を入れたい学校」の中で、
経営力のある学校トップ30の中では29位にランクイン。
雲雀丘、関西大倉、関西創価、灘などと肩を並べています。

またこの学校の図書館も有名で、
探求科の先生が中学生に対して
何でも学べる図書館を作るということで、
本も出版されています。

ICTにも力を入れており、
電子黒板を利用したり、
学校の敷地内にwifiを敷設したりなど
インフラ整備に投資されています。
ここで行われているeポートフォリオというのに
とても興味があり、問い合わせたところ
見学させていただけるとのことだったので、
後日、これに関してもレポートしたいと思います。

この学校は大阪府の私立高校の中では
比較的歴史の浅い学校です。
元々、河内長野教会に通う生徒たちが
キリスト教の考えに基づいた自分たちの学校が
欲しいと言ったのが建学の始まりと言われています。

中学校だけの時には古野町にある校舎でした。
末広町に移転してからは高校ができ、
もとの古野の校舎は清教セミナーという
塾になっていました。
今年、老朽化したその校舎も取り壊されてしまいました。
塾長さんと懇意にさせていただいていただけに残念でした。

歴史の浅い学校としては、
大阪桐蔭、西大和学園などがすごい勢いで
進学実績を伸ばしています。
私立はわりと派手な宣伝で生徒を募集するのですが、
清教学園は、周りから見ていても堅実で
実直な正攻法で生徒を成長させ、
進学実績を伸ばしてきた学校と言えると思います。

とある私立高校の先生が
「もうすこし上手くやればいいのに・・・」
とおっしゃっていました。
上手くやって生徒募集に成功しているのが
桃山学院であったり上宮なのだろうと思いますが、
そことは違う路線で学校を成長させた結果、
生徒の保護者の職業のうち、一番多いのが
公立の小、中、高校の先生というふうに
なったのでしょう。

公立の学校の先生が、
自分の子供を入学させたくなる学校って
それだけで、教育の質を信頼することができそうですね。

大学入試の実績は、一昔前に比べると
それはそれはすごいことになっています。
今年は東京大学に2人が合格しています。
その他にも京大3人、一橋1人、阪大12人。
このうち、3か年の生徒は1人だけです。

国公立の医学部も4人出ていますが、
そのうち現役は1人、
浪人が3人。浪人生のうち6か年の2人と
なっており、実績のほとんどは中高一貫の生徒になっています。

説明会では、清教の先生は
「塾や予備校には行かなくても大丈夫。」
とおっしゃってましたが、
今年東京大学を受験した生徒(不合格者含む)の
ほとんどは、鉄緑会や駿台予備校などの
東大コースを受講しており、
残念ながら学校の授業だけでは東京大学は
受験できないと言っていました。
通っている生徒から伝わってくる様子から
英語に不安を抱えているように感じます。
これは担当になる学年団の先生にもよるのでしょう。

また、ウチの塾にいるここの学校の生徒も
上位と下位ではかなり様子が違います。

塾や予備校が必要ない生徒は
真ん中あたりの生徒たちで、
それらの生徒たちの進学先は
関関同立、産近甲龍といったところでしょうか。

ただ、他の私立に比べれば
1週間の単位数もそれほど多くなく、
部活もしっかりとできる学校です。
今の中学生は、成績のいい生徒が
ちゃんと部活ができる学校が少なくなっています。

たとえば、桃山学院や大阪桐蔭など
セレクションでサッカーや野球の選手を
引っ張ってくる学校は、普通に受験した生徒たちが
入部できなかったりします。

大阪桐蔭や大阪偕星学園が甲子園で活躍して
それにあこがれて野球部に入ろうと思っても、
勉強を頑張って受験して入った生徒はできないんですよね。
そして、上位の学校になればなるほど、
授業が7時間目や8時間目まであり、
部活をする時間が制限されてしまいます。
ですから、清教学園はちゃんと部活ができる
数少ない私立高校だと言えると思います。

この学校を受験するなら、中学受験がお得です。
中学から6年間大学受験の勉強の準備をすれば
旧帝大に合格できる確率が高まります。
また、高校受験で入るより難易度で考えても
易しいと思います。

11月3日に清教中模試がありますので、
HPやお通いの塾から申し込みましょう。

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