国際バカロレアと大阪女学院

今日は朝から大阪女学院の説明会に参加してきました。
この高校は来年度から英語科に、
国際バカロレアのディプロマのプログラムを導入します。
国際バカロレアについては、
wikiなどに詳しく載っているのでここでは
説明を割愛します。

ディプロマは15歳~19歳を対象とした
2年のプログラムになります。
大阪女学院では15名を募集し、
高1の間は今まで通りの英語科のカリキュラムを学習し、
2年生からディプロマの勉強を始めます。

認定を受けることができれば、
その資格をもって受験できる大学を
受験して進学するということになります。

最近は女学院からも海外の大学へ進学する
生徒が増えつつあるようです。
またダブルの国籍を持っている生徒などもいて、
進学先として海外を選択肢に入れる生徒が
徐々に増えてきているようです。

日本の大学でも、SGUに指定されている
34校はIB(インターナショナルバカロレア)の
認定を受けている生徒を対象とした受験枠が
広がりつつあります。

文科省は2020年までにこのプログラムを設置する
高校を200校に増やすという目標を掲げており、
バカロレアの資格を取るために文科省が
お金を出して教師に資格を取らせているようで、
女学院にはのべ40名のバカロレアの指導資格を持った
教師がいるようです。

また、こうした取り組みに並行して、
大学入試2020年問題に対応するべく、
「大阪女学院スキーム2020」
というものを作り、中学生に関しては、
できるだけコース分けをせずに、
リベラルアーツな指導を心がけているようです。

とはいえ、英語や数学などはレベルだが出てしまうので、
習熟度別の編成にして授業を工夫しているようでした。
中学3年生の時に入ってくる高校内容に関して、
高校から合流する生徒は高1の1学期間、
追いつくための補習を受けることになります。

大学への進学実績を見て驚いたのですが、
医学部医学科に進学している生徒が
現役で10名います。
自治医科大学に進学した生徒も1名いました。
一昔前の実績から比べると
凄く頑張る生徒が増えているように思います。

また、関学と連携しているので、
1学年につき40名ほどが関学へ指定校推薦で合格します。
しかし、同志社大学が38名。こちらは
連携していないので、指定校推薦があったとしても
かなりの人数が合格しています。
国公立の大学は進学する生徒が34名ですので、
関学の連携は女学院の生徒からすると
あまり魅力ではないのかもしれません。

高校入試の出願方法は「クロス出願」が
可能になっています。
第一志望を英語科国際バカロレアにした場合、
このコースで不合格になり回し合格になった場合、
第2志望は併願にできるという方法です。

これで公立高校も受験することができますし、
行きたいコースが第一志望だった場合に、
公立を受験しなくても良くなります。

中学入試は、以前と同じように
前期A方式は発表の次の日が
手続き日になっていますので、
「専願色が強い」と言ってましたが、
専願でなければいけないとは言っていませんでした。

B方式もA方式と同じ日程ですが、
こちらのほうが手続きの日が5日後になっているため、
合格基準店はA方式よりも上がります。

国際特別入試は英検3級を持っている生徒を対象に、
国語と算数の簡単なテストを受けて
入学してもらおうというテストです。

3級を持っていなければ、
当日英語のインタビュー試験がありますが、
このインタビュー試験はかなり難しいため、
3級を持っていない生徒は受けないほうが良いと
というニュアンスで言ってました。

オープンキャンパスや説明会の日程が
フライヤーに乗っていましたので、
写真で添付しておきます。

塾に帰ってから電話で
中学校の教頭先生と電話でいろいろと
お話をさせていただきました。
私の母の出身校であり、
私が中1~中2の間は、
ここから私の母校へ来られた植下先生に
理科を教えていただいていました。

ウチの卒業生も何人かお世話になっており、
私自身も鶴橋で予備校講師をしていた時に
多くの女学院の生徒を教えてました。

何かとご縁を感じる学校です。