私立高校の学費一覧 ダウンロードできます。
私立の高校はともかく、
私立中学を受験するというのは、私が子供の頃は
わりと特別なことでした。
地域差もあるかと思いますが、
私が住んでいた地域は、堺市の中でも
ちょっと有名な高級住宅街だったので、
お金持ちが多い公立小学校でした。
今は共働きの家庭が増えてきたことと、
子どもの数が少なくなってきたこともあり、
子供一人当たりにかけられる教育費が高くなっているようで、
私立中学受験が身近になっていると思います。
シックスポケットと呼ばれるように、
おじいちゃん、おばあちゃんという強力な
バックアップも期待できる家庭が多いようです。
私の場合は、祖父母が戦中の人たちだっため、
私が生まれた時には父方の祖父と
母方の祖母はすでに他界しており、
父方の祖母は私が小5のときに、
母方の祖父は私が小6のときに亡くなり、
小学生にして早くも、じいちゃんばあちゃん全滅。
お年玉不況に陥りました。
私が進学した私立の学校は、
その当時大阪府で一番学費が安い学校でした。
一番学費が安い中学校でしたが、
友人の家は、やはり商売をしていたり、
事業をしていたりしているところが多く、
何人かの友人は
「おい、ケーキ屋!」(のちにローソンになった)
とか
「おい、便器屋。」(水道管の工事をする会社だったような)
などと呼ばれていました。
休みの日に友人と遊ぶと言っても、
電車通学のため、なかなか気軽に遊びにいけません。
通学定期の範囲内なら良いのですが、
学校がド田舎にあるため、
大体遊びに行くとしたらミナミや天王寺が多かったですね。
奈良の帝塚山は通学が広範囲にわたる学校で有名ですが、
大阪の貝塚に住んでいる友人が、滋賀の瀬田まで遊びに行く
という話も聞いたことがあります。
とある学校に通うイケメンの男子生徒が、
女子の生徒に好かれたらしく、、
「お父さんのヘリでデートしよう。」
と誘われたと言ってきました。
(かなり極端な例ですが)
子供社会での付き合いにもある程度お金がかかることは
予想しておいた方がよいかと思います。
学校説明会ではこうした、どんな家柄の人が来る学校か?
ということを見ることもできます。
私がよく例に出す、桃山学院、帝塚山泉ヶ丘、清教学園では
保護者の服装は明らかに違います。
乗っている車種も違います。
清教学園は、公立中学校や公立高校にお勤めの
保護者の方が多く、とある年度の、高2のPTAの役員が
全員公立の学校の先生だったことがあります。
そんな学費が安いことで評価していた
清教学園ですが、最近はどんどん値上げしており、
大阪府で8番目に学費が高くなっています。
大阪府は無償化の対象になっているので、
授業料を引き上げても学校負担が増えるだけだと
思われがちですが、案外そうでもありません。
東大に進学する家庭の平均年収が
1000万円を超えているのは有名ですが、
清教学園に通う生徒の多くは、
無償化の枠をはずれるため、
高く設定した授業料がそのまま入ってきます。
授業料が60万円をこえる学校は
財政的に豊かな学校が多く、
また大学附属系の学校はさらに豊かです。
授業料に比例して、学校負担の独自の取り組みが
豊かな学校は良い学校だと思います。
ところが、給与水準が大阪府内トップの
桃山学院高校のように、
合格通知とともに寄付の振込用紙が送られてきたり、
放課後の講習が受益者負担で有料など、
何をするにもプラスアルファのお金を要求してきたり、
逆に阪南大学高校のように
それなりの授業料を取るにもかかわらず、
あきれるほど学校は何にも取り組まず、
やたら休日が多い学校などは、考えものです。
明星や大阪星光の授業料が安いのは、
中学入試でふるいにかけ、
きちんと支払ってもらえる生徒が多く通う学校だからです。
入学金はたいていが20万円ですが、
大阪星光は30万円です。
入学金は無償化の対象にならないので
授業料をその分安くすればいいですね。
ということで、私立の学校は、
集めたい生徒の成績の層と所得層を、
マーケティング会社に大枚をはたいて、
今のウチの学校だったらいくらまで授業料を上げられるか?
そうした時に、エリアの何パーセントの家庭が対象になるか?
そこに〇〇や△△など、ウチの学校が積極的に営業している
大手進学塾がどれほどの生徒数を抱えていて、
そのうち何人が自分の学校を専願で受験してくれるか?
ということを綿密に考えて授業料、
入学金、諸会費、受験日程、募集定員を考えています。
これを募集戦略と呼びます。
大学入試で旧帝大を何人合格させるか、
関関同立を何人受験させて、何人合格させるか?
一番合格しやすい入試制度はどの日程か?
など進学実績を出して生徒募集の材料にすることを
進路政策と言います。
そうやって学習塾系のコンサル会社と組んで
偏差値を上げることに成功した学校の1つが
大阪学芸です。
大手進学塾とズブズブの私立もあります。
おそらくそこに通っていたら、強く勧められるので
お気づきになるかと思います。
と、私立学校の経営戦略は
様々ですが、それに踊らされず
しっかりと学校見学に足を運び、中身を確認して、
周囲のいっしょに机を並べて勉強する可能性が高い
同級生たちの雰囲気を感じ取り、
保護者の服装や化粧の濃さ、立ち居振る舞いが
我が家の身の丈に合っているかどうかを
肌で感じとって学校選びの参考にしてもらいたいと思います。
以下に私立高校の学費一覧をダウンロードできるようにしています。
KGCの高校入試説明会で用意したものです。
ご自由にどうぞ。
http://www.g-circle.sakura.ne.jp/dl/gakuhi.pdf
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