▲河内長野校の校舎　ここの４階です　よく晴れてました

昨日は大阪府公立高校入試の
合格発表の日でした。
SNSではお祝いの言葉が飛び交っています。
KGCの生徒たちも無事合格した生徒もいれば
残念だった生徒もいました。
コロナ禍で例年とはいろいろと違ったのですが、
それぞれの生徒がそれぞれの背景のなかで
挑戦してくれました。

私も一緒に成長させていただきました。

さて、高校生になるにあたり、
塾をどうするか？
という相談を受けます。

某サイトで予備校や個別指導塾の
授業料の比較がありました。
東進は年間で100万円を超えることで有名ですが、
河合、駿台などの大手予備校や
トライ、関西個別指導学院などの個別指導塾は
だいたいそれくらいの金額になります。
武田塾なども同じくらいだそうです。

KGCでは高校受験が終わった生徒は
いったん卒塾してもらいます。
高校受験に向けて、弱点の見つけ方、
克服するための勉強方法、
赤本を使った受験直前期の指導、
質問の仕方など、
自分で自分を賢くするための
勉強方法を身につけてもらいます。

高校受験コースにいる生徒の一部は、
小学生のころから無理やりKGCに入れられて
イヤイヤ継続している生徒も少なからずいます。
そういう生徒ために中３になる前の中２の３学期に、
「中３になったら本格的に受験勉強をするように指導する。
志望校に合格してもらうために、
必要なことをしっかりやって、
自分を自分史上最高に賢くして、
志望校にふさわしい学力を身につけるんや。
もちろん、しんどいこともあるやろう。
自分では精一杯やと思っていても、
先生から見て、まだまだできると思ったらやらせるし。
だから、テキトーに勉強して、
模試受けて自分の偏差値見て、
その中からヨユーで合格するような学校に進学する。
そういう受験勉強をしたいんなら、
ほかの塾に行ってくれ。
必要なら先生が紹介したる。
宿題しなくても叱られへん塾もあるし、
授業中にお菓子やジュースが出る塾もある。
授業時間の大半を大学生とおしゃべりして
楽しめるホストクラブみたいな塾もあるで。」
という話をして、ふるいにかけます。

そうして残った生徒だけで
中学３年生を迎えます。
そして、夏期講習会までに
戦う集団に育てていきます。

こうして高校受験をした生徒たちは、
自分で自分を賢くする術を身につけて
高校生になります。
高校でも継続してKGCに通う生徒は、
授業は必要最小限しか受講させません。

去年の夏に高１の生徒が、
「先生、古文の点数落ちてきたから
授業１つ追加して古文とるわ。」
と言ってきました。
私はその学校の進度を知っていたので、
「授業とるのは良いけど、
助動詞ちゃんと活用形まで全部覚えたんか？」
と聞きました。
その生徒は、通っている学校で
さんざん助動詞のテストをしてもらっているにも関わらず、
全然覚えずに定期テストを受けていたので、
点数が下がって当然でした。
「助動詞の活用も覚えてないのに授業はとらせへんで。」
と言って断りました。

これが大手の個別指導塾であれば
喜んで授業を取らせたことでしょう。
生徒一人当たりの単価が上がりますから。
そして、助動詞の種類を教えて、
活用形を教えて、覚えているかどうかのテストもさせます。
教える講師からしたら、こんな楽な授業はありません。

私はKGCに入塾することを希望する
すべての保護者の方と入塾面談をさせていただき、
そのうちの多くの保護者の皆様と
2月、6月、11月に面談をさせていただきます。
どの保護者の方も大変な思いをして
お月謝を支払ってくださっています。
ですから、必要最小限の費用で
生徒たちが最大限の成果を上げられるように
常に頭を使っています。

塾や予備校の費用は、
学年が上がれば上がるほど
高額になりますが、
長年通ってくれている生徒は、
塾の指導によって正しい、自分に合った
勉強の仕方を身につけられるため、
本来であれば、長く通えば通うほど
月謝は安くなるべきなのです。
KGCではそれを理想として、目指して指導しています。

ただし、志望校によっては、
学校の勉強だけでは合格できない
ハイレベルなものを出題する大学はありますし、
特に国公立を受験する生徒は
５教科を勉強することになるため、
時間が足らなくなってきます。

自分一人でよくわからないことを
悶々としながら勉強するよりは
短い時間で身につくように授業を取ってもらいたいですし、
そういう受講のしかたができれば、
１回１回の授業の密度が濃くなりますし、
講師たちも最大限役に立てるように
頑張りますので、同じ授業時間でも身につくことが多くなります。

また、当たり前ですがKGCは大学生の講師を使っているので、
すべての大学のすべての入試問題について
精通しているわけではありませんし、
目まぐるしく変わる入試制度、受験方法を
完璧に理解しているわけではないので、
ある一定のレベルになれば、
専門に研究している予備校の先生の授業などは
非常に役に立つと思います。

先日は東大阪の塾長さんから、
「うちの生徒で〇〇を受講したいと言っている生徒がいるのですが、
先生の所でオンラインで引き受けてもらえませんか？
と尋ねられました。担当できる講師がいたので、
お引き受けしましたが、逆にKGCで担当できない
レベルの講座は、予備校の授業を受けに行くように伝えます。

その際にも、どこの予備校のどの先生が
どのレベルを得意としているか？
まで調べてお伝えしたりしています。
〇〇大学の工学部の入試問題を作っているのは、
どの予備校の先生だから、その先生の授業を取りなさい。
ということも場合によっては教えたりします。

長年の蓄積によって多くの受験情報がありますし、
生徒一人一人を普段からよく見ているので、
どのレベルの生徒ならどの程度の授業がよいか？
などのアドバイスもできるのです。

つまり、KGCは町のかかりつけのクリニック。
長期にわたるレベルの高い治療や、
大きな手術は大病院に任せるように、
受験のかかりつけクリニックだと思っていただいて、
その生徒の学力を最高のレベルにまで伸ばすために
必要であれば授業を取らせない選択をしたり、
他の予備校の授業を受けに行かせたりします。

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