この学校は大学の進学実績も伸びていて、
その影響で、毎年受験者数が伸びています。
まず、以下の表をご覧ください。
説明会で話されていたことを勝手に表にしました。

◆入学者数と受験回数の推移

志願者数は入試回数を増やした2019年以降
どんどん増えてきています。
募集定員も徐々に増やしており、
今年は110名の募集に対して
139名が入学しています。

どこの私立中学校もコロナ禍での安定志向が目立っています。
こちらの学校の志願者数の合計は664人でした。
そのうち、139人が合格ということなので、
なかなかの競争倍率です。
ただし、2日間×午前、午後入試ということで、
専願の生徒も複数回受験しています。
併願者は平均1.48回受験しています。

国公立大学への合格実績は
2019年は10人以下だったのですが、
こちらも徐々に増えていき、
今年初めて20人以上になりました。

ただし、こちらの実績は
高校からの合流組の人数も含まれています。
去年の説明会では、セレクトアカデメイヤという
下位クラスの生徒がどの大学へ入学したなどの
お話が伺えたのですが、今年そういう話がなかったので、
高校から入ってきた生徒の実績なのかもしれません。
できれば、6年一貫の生徒と高校からの３年コースで
実績を分けて書いていただきたかったです。
また、何度もいろんなところで言ったり書いたりしていますが、
合格実績とともに、「進学実績」も
資料の中にあれば親切だと思いました。

今年の説明会でも、各コースの
五ツ木駸々堂の合格者の平均偏差値を
教えていただきました。

◆アドバンストアルファと立命館コースの五ツ木駸々堂偏差値平均

◆アドバンストベータの五ツ木駸々堂偏差値平均

こうしてみてみると、この学校の受験生の
レベルが徐々に上がってきていることがわかります。
さらに、「公表できないのですが」と言いながら、
星取表を見せていただきました。
これは、五ツ木駸々堂模試の偏差値を軸に、
例えば、偏差値54の生徒のうち、何人が合格して
何人が不合格になっているか？というもので、
拝見した表を見ていても、
「これ以下の偏差値の生徒はほとんど合格してない」
というラインが上がっっている様子がわかります。

また、別の機会に書きたいと思いますが、
初芝富田林と比較してもこちらの方が
良い学校だと判断するご家庭が増えているのだと思います。

次年度からの入試の変更点ですが、
１．定員が１０名増えて１２０名に
２．従来の専願・併願方式を廃止
３．複数回受験者には、各日程それぞれ10点加点
上記３点が変更点です。

清風中学校のように、受験する回数ごとに
どんどん加点されるというものではなく、
何度受験しても＋10点です。
出願時に複数回受験することがわかっている場合は
初日日程から10点が加点されます。

また、専願の生徒は、初日午前入試で出願すれば
後の入試日程はすべて無料で受験することができます。

また、この学校の入試の特徴である
「煌き入試」の呼び方が「みらい入試21」に変わります。
そして、受験までの手順が少し簡素化されます。
中学受験の勉強をしていない生徒でも
この学校を志望する生徒は、
この制度を使ってチャレンジしてみても良いかと思います。
本番の試験は面接と作文のみですが、
出願資格認定を受けた時点でほぼ合格が決まります。

今年から教頭先生になられた方は、
去年、弊社コンテンツの営業に行ったときに
対応していただいた英語科の主任の先生でした。
海外でお仕事をされていて、そこからアメリカの大学へ進学し、
日本に帰ってきてから教職に就いたキャリアをお持ちの方で、
自身のお子さんもアメリカの大学を卒業されているそうです。
英語の取り組みも、立命館ということもあり、
APUの学生と協力して行うなど
よい取り組みを紹介してもらいました。

ここ数年でレベルが上がってきてますが、
これからも上がっていくだろうなと感じさせてくれる説明会でした。

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