清教学園中学校　今年の第1回目の清教中学模試の算数は難しかったようです

過去5年のプレテストの算数の平均点より10点～15点低かったようです。
今年の入試の算数が易しかったので、調整したようですが、
どうやら失敗したみたいです。

さて、この学校については過去にもいろいろと書いているので、
https://x.gd/bSQIp
↑こちらのサイトをご参照ください。

9月7日に説明会が行われました。
今回はそのレポートと共に私が思ったことを記載します。
まず最初にアドポリ（アドミッションポリシー：入学者受け入れの方針）
が示されます。その後で、
「清教学園は
万人受けする学校ではありません。
また、それを目指してもいません。」
と文字だけ書かれたスライドが映し出されました。
清教学園のことを良く知った上で
受験生が入学後にどのように学習を進めるのか？
どのような部活に入りたいのか？
どのような行事に参加するのか？
そういった具体的なイメージができて、
この学校を気に入って進学する生徒にとって
本当に良い学校になっていると思います。

そして、そういったことを受験までの間に
受験生に知ってもらうための取り組みが
たくさん行われています。
体験入学を始め、
文化祭や降誕劇を見ることもできますし、
個別相談で留学のことや
探求学習のことを伺うこともできます。
図書室に行けば、中学生の探求学習の成果である
卒論を見ることができますので、
自分の子が中３になれば、このレベルのことが
できるようになるのか！と感心すると思います。

清教学園は専願者を特に大切にする学校で、
専願の合格ラインと併願の合格最低点が
大きく離れています。
2021年度は53点
2022年度は34点
2023年度は24点専願者の方が低くなっています。
この学校は4科も３科目も合計点が300点で、
そのうち、24点～53点なのでかなり有利になります。
そして、入学者の約９割が前期専願で受験しており、
そのうちの約７割が４教科受験です。

今までも何回か書きましたが、
清教学園は４教科入試が圧倒的に有利です。
この学校に限らず、私立中学校に進学後は、
受験時に４教科勉強していた生徒の方が
入学後の負担が少なくなります。

入試日程は後期入試もありますが、
複数回受験で有利になることはほぼありません。
加点がないだけでなく、後期入試の問題の方が
難しいため、前期で不合格になった生徒は
後期でもまず合格になりません。
専願で前期不合格だった生徒20人が
後期で再チャレンジしましたが、1人しか合格できていません。
また、前期でⅠ類合格だった生徒12人が
コースアップ狙いで後期を受けましたが
1人もコースアップできませんでした。

しかし、Ⅰ類で合格した生徒も
６年後の大学入試で良い成果を残すことは可能です。
KGCには私立中学に進学した生徒用の
エクセレントコースがあります。
このコースの清教学園の生徒は、
毎年何人かがコースアップをしています。
その生徒の中には、中２で英検２級を取った生徒もいます。

私個人の意見としては、
受験するときは、中学受験も高校受験も
学力に余裕をもって入学することをお勧めしています。
詳しい理由はまた別に書きたいと思いますが、
どの学校でも身につけるべき能力を身につけて
進学すればその学校が要求するレベルのことは
自然と身につきます。

清教学園に合格するために必要なことは
過去のプレテストや入試問題を見れば明らかです。
この学校を目指している生徒は、
11月3日のプレテストを受験して、
前期専願で受験しましょう。