今宮高校の進路実績から見える今年の私大入試の過酷さ

府立の今宮高校からオープンスクールの案内が届きました。

 

6月8日(土)
14:50~15:40

上記日時で以下の体験授業を受けることができます。


ただし、人気口座に人数が集中するため、
先着順になっています。
下記ホームページの
「中学生の方へ」から申し込みをして、
当日、玄関アプローチで整理番号を受け取ってください。

http://www.osaka-c.ed.jp/imamiya/

さて、今宮高校ですが、過去5年間
(なぜか平成29年度だけありません)
の合格実績がHPに掲載されています。
それをまとめてみたのが以下です。

順にH26→H27→H28→H30→H31の実績

・関西大 46→37→53→45→23
・関西学院大 17→10→12→6→8
・同志社大 6→7→→14→7→3
・立命館大 18→22→12→4→6
・京都産業大 11→4→0→0→2
・近畿大 73→96→79→61→54
・甲南大 27→8→7→5→5
・龍谷大 21→20→23→12→30

この高校は中3の五ツ木模試の偏差値で
57.5あればB判定が出ます。
大体55~60くらいの偏差値の生徒が
受験する高校です。

泉陽や鳳を目指していて
届かなかった生徒が
今宮、泉北あたりを候補に挙げます。
学校の定期テストでは最低でも
400点はあるという生徒層が通う学校です。

そして、そのあたりの生徒たちの多くが
大学では関関同立を目指すことになります。

上記の実績を見た感じでは、
上位の今宮の生徒が受験する
ボリュームゾーンは関西大学と近畿大学です。
KGCに通う今宮の生徒も
関大、近大を目指す生徒が多いです。
京都産業大学が少ないのは、
距離の問題が大きく関係していると思います。
特に公立高校に進学する生徒は、
「家から通える」ということを
重視する生徒が多いのです。

毎年上位30人ほどは国公立大学へ
進学していますが、旧帝は
阪大が稀に1名出るか出ないかで、
府大、市大を筆頭とした地方国公立が中心です。

その生徒たちが滑り止めで関関同立を
受験していることを考えると、
関関同立の実績はかなり少なくなってしまいます。

そして、注目すべきは近大の合格実績です。
H28年の96人をピークに
H31年ではほぼ半減しています。
このあたりでも、前から書いているように
私立大学入試の過酷さが良く現れていると思います。

ちなみにこの実績は今宮高校は
「学校の指導に信頼を置き」
「授業を大切にして」
「最後まであきらめることなく」
頑張った生徒たちの結果であることを強調しています。
では、この学校ではどのような
授業展開で、進路指導が行われているのでしょう?
詳細は別の機会に書きたいと思います。

 

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