負け組の夏休み

塾生には何度も何度も言っていますが、
夏休み中は、くれぐれも規則正しい生活を心がけてください。

課題や宿題をする場合は、
「締め切りを守ればいいんやろ?」
という考えで、締め切りのギリギリにするのではなく、
早めに仕上げてしまいましょう。

大人になって、仕事のできる人とそうでない人の
大きな違いは、しなければいけないことに
すぐに取り掛かるかどうかです。

これを生徒に置き換えると、
課題や宿題にすぐ取り掛かれるかどうか?
が大人になってから、仕事ができる人間になるなどうか?
に関係するようになるでしょう。

早くに取り掛かり、課題や仕事が仕上げれば、
それをブラッシュアップし、
さらに良い内容に改善する時間が生まれます。
仕事の精度が高くなります。

宿題にしても同じことで、
宿題をして、〇か×をつけるだけの答え合わせをする、
こういう生徒よりも、
〇か×を付けたうえで、正しい答えをかく、
こういう生徒の方が、宿題のわからなかった部分を
わかるようになります。
また、答え合わせで間違えた部分を
さらにやり直しをする生徒は、
宿題範囲からの実力テストで良い点を取ることができます。

何事も、しなければいけないことを
すぐに片付ける癖をつけたほうが良いです。

成績が良くない生徒の部活がない日の
夏休みの過ごし方は以下のようになりがちです。

1.昼まで寝ている。
2.塾の直前にあわてて宿題をする。
3.塾がない日はダラダラ遊ぶ。
例:ショッピングモールのフードコートで友達とおしゃべり
4.塾から帰ると、食事してテレビを見る。
5.スマホをいじって深夜2~4時ぐらいまで夜更かし。

これのループです。
夜遅く寝るので、昼まで起きられません。
昼過ぎまで寝ているので、夜早くに寝られません。

KGCの生徒には言っているのですが、
「ついつい」とか言いながら
ダラダラと夜中までスマホをいじるのは、
「病気」です。「病んで」います。
自分をコントロールできていません。

この自分をコントロールできるかどうか?
がまともな大人になれるかどうかの境界線です。
よく覚えていてもらいたいと思います。

自分を上手にコントロールできない生徒は、
目先の快楽を優先してしまうため、
宿題は後回しになってしまいます。
時間があるので、いつでもできると思っています。
そして、夏休み終盤になって
徹夜続きで宿題をするのですが、
体調を壊して、2学期の最初に欠席してしまいます。

堺市の生徒の場合は総体があります。
部活を一生懸命している生徒は、
こちらを優先するために、宿題をあきらめて
提出できなくなる場合もあります。

KGCでは学校の宿題は7月中に終わらせるように
言っていますが、未だにできていない生徒がいます。
こういう生徒はほとんどが夜更かし組です。

かなり厳しいことを書き連ねました。
しかし、夏休みはどの生徒も「劇的に」
成長できるチャンスを秘めています。

普段の学校がある時間と同じ時間に起きて、
勉強時間をしっかり確保して、
規則正しい生活を送るだけで、
塾に通わなくても賢くなれます。

塾に来るからには、
「自分で勉強するよりも、効率よく、短時間で成果を上げる。」
というつもりで来てもらいたいと思います。
夏休みも半分ほど終わりましたが、
残りを有意義も過ごしてもらいたいと思います。