7月1日に掲載した説明会の様子もあわせてどうぞ。

今回、もう一度説明会がありましたので、

前回書ききれなかったことを紹介します。

１．施設について

帝塚山学院では、多様な大学入試に対応するため、

現在ラーニングコモンズを充実させています。

ラーニング・コモンズとは、情報を知識に、

知識を創造に変えていく空間です。

さまざまなヒト・モノ・コト・情報と出会い、

それらを仲間とともに議論し展開していくことで、

新しい学びの可能性を生み出していきます。

との説明でしたが、わかりやすく言うと

喋れる自習室といったところでしょうか。

現在、様々な学校がこうした部屋を設置しています。

図書館←→アクティブラーニングスタジオ←→クリエイティブスクエア

上記の３つのパートに、

１つ１つ部屋が用意されています。

以下、学校ホームページから抜粋です。

【図書館】リサーチフィールド

新学習指導要領では、アクティブな知識・技能の習得が求められます。

ここでは、従来型のリサーチだけでなく、

協働による調べ学習、ペアやグループでの

ブレイン・ストーミングといった

「Active Research（主体的研究）」ができます。

【ALスタジオ】アクティブラーニングスタジオ

Rフィールド（図書館）と行き来することが可能で、

協働作業の質を深めることができます。

文献も、教師の管理の下、ALスタジオに持ち出して

活用することが出来、グループごとの可動型小テーブル、

壁面のホワイトボードとプロジェクタを活用して、

より活発で質の高い協働空間をつくることができるようになりました。

【Cスクエア】クリエイティブスクエア

ここでは、Rフィールドと

ALスタジオでまとめたアイデアを、

自分の言葉で他者に伝える場となります。

各グループごとに使えるように複数台のモニターとPCがあり、

発表のハードルを下げ、発表の頻度を上げることで、

より気軽なプレゼンテーション（casual presentation）ができます。

以上抜粋

また、今月にはアクリオ＋という名前の施設を増設し

オープンテラス席を設けるなど、

さらなる学習の場を用意しています。

そして、【グローバルラウンジ】では、

週4日の放課後、ネイティブの先生が

英語を使った様々なアクティビティを

提供しています。自由に出入りができ、

楽しく英語が学べます。今年の中学1年生も、

早速ダニック先生と楽しくジェンガや

カードゲームをしているらしいです。

２．コースについて

【ヴェルジュ（エトワール）コース】

ヴェルジュ（エトワール）コース１期生について、

実績等は前回の記事でも紹介済みですので、

その補足を紹介します。

エトワール１期生３２名の進学先は

国公立が約３分の１、

関関同立＋私立医療系が約３分の１、

同志社女子・神戸女学院＋他が約３分の１

となります。

つまり、エトワールコースの３分の２私立医療系や

関関同立、国公立大学に進学しています。

【ヴェルジュ（プルミエ）コース】

このコースは英語４技能と

アクティブラーニングに重きを置いています。

２０２１年度は国公立１名、

他は全部私立での合格とななので、

国公立ではなく、難関私立を目指すコースとります。

また、ヴェルジュコースには

関西学院・関西大・立命館・近畿大・

同志社女子・神戸女学院など、

多数の学校推薦型選抜の枠があります。

【関学コース】

関学コースから関西学院大生の進学率は

約９８％（３年間平均）です。

内訳は下記の通りです。

入試では、以下の加点があります。

１．複数回受験による１次B入試の加点

初日午前１次A入試＋２日目午前１次B入試を受験･･･１次B入試に＋１０点

初日午後E入試＋２日目１次B入試を受験･･･１次B入試に＋１０点

初日１次A入試＋初日E入試、更に２日目１次B入試を受験･･･１次B入試に＋２０点

２．英検加点

準２級保持者　１次A入試に＋３０点

２級保持者　　１次A入試に＋６０点

準１級保持者　１次A入試に＋９０点

【入試当日】

E入試や２次入試では１６：３５～点呼が始まりますが、

他校併願で何か不測の事態が起きた場合など、

１７：３５～遅刻者対応入試を行っています。

【特待】

初日午後のE入試や、２日目午前の

１次B入試で優秀な成績であった場合は、特待生となります。

今年は、更に特待生を増やすとのことです。

特待Ⅰでは入学金全額免除＋授業料全額免除

特待Ⅱでは入学金全額免除＋授業料半額免除

特待のラインですが、プレテストを受験すると、

その個票に特待の目安が表示されますので、

そちらを受験するのが良いと思います。

１０月９日（土）のプレテストは６００名規模の受験者となりますが、

９月１７日現在既に５００名応募とのことです。

プレテスト後は、１０月２３日（土）に

プレテスト分析会と個別アドバイスを行っています。

また、１１月６日（土）はE入試の問題演習を行っております。

【受験者数】

昨年度は志願者数１３４４名となり、

これは関西の女子高でNO.１です。

【成績】

昨年度卒業したエトワール１期生が受けた中３での五ツ木のテスト

偏差値６５以上　　　　　　　０人

偏差値６０以上６５未満　　２人

偏差値５５以上６０未満　　６人

偏差値５０以上５５未満　　７人

今年の中学３生生

偏差値６５以上　　　　　　　３人

偏差値６０以上６５未満　　７人

偏差値５０以上６０未満　　３１人

となっているため、更なる実績が期待されます。

以前の記事で国公立大学を始め、

大学受験の実績が出ているということを

書かせていただきましたが、

これらの実績を出しているのは

授業料を支払っていない特待生の生徒ばかりです。

説明会でも、上位校の不合格者を

たくさん囲ってその子たちで

実績を出そうとしている旨のことをおっしゃってました。

ですから、特待生は初日の午前入試では取れません。

初日の午後入試や2日目の入試などとなっており、

午後入試も他校を受けた生徒が受けやすように

試験開始1時間ほどの遅刻を認めています。

特待生をたくさん確保するということは、

授業料を払わない生徒の分を

授業料を払う生徒から余分に集めるということになるため、

当たり前ですが、授業料は高くなります。

滑り止めで受験したのに、本命が不合格になって

この学校に進学する生徒の対して高いモチベーションを

維持してもらうために、設備やイベントを上位校よりも

充実させて、様々な取り組みをしているように見せかけることで

見栄えを良くしています。そのため、この学校は

授業料以外にも必要な出費がありますので、

入学前にしっかりと調べておくことをお勧めします。

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