清風南海中学校 現役で旧帝大を目指す最低ラインとなる学校

記事を書いていると長くなったので、
1.入試問題分析編
2.学習指導と進学実績編
の2回に分けて書かせていただきます。

学校の説明会での話を受け、
また2023年度の入試問題を解いてみて
分析結果を以下に記載します。

①国語
合否を左右するのは漢字、語句の問題です。
この学校を想定した模擬試験や問題集などでも
漢字、ことわざ、慣用句などの語句の問題は
少し難しくなっています。
一般的な塾用教材では身につきにくいため、
清風南海以上のレベルに対応した問題集などで
このレベルまで鍛えているかどうかが
合否を分けることになっているようです。

また、文章題は文学的文章も
説明的文章も傍線部の周辺を読むだけで
解ける問題は一問もありません。
論理を理解しながら自分で再構築、
表現する力が必要となります。
論理的文章においては、
・段落ごとに要点を押さえる。
・接続詞に注意する。
・二項対立に着目。
・具体と抽象を意識する。
ということに気をつけて読む必要があります。
上記の具体、抽象や二項対立などは、
その言葉自体は生徒たちは聞きませんが、
授業中に教える側は意識して教えています。
ですから、読解自体にそれほど技術が必要なわけではありませんが、
文章が難しいため、普段からそのレベルの文章に
慣れておかなければいけません。

合否の差がついた問題としては、
SG・A入試の大問二の問6
「わが意を得たり」とはどういうことか?
という選択問題と、
B入試の大問一の問7
「相手の真理に配慮しつつコミュニケーションを行う厄介な状況」とはどのような状況か?
という選択問題で両方とも正答率は60%台後半でした。

南海の先生は「小説や新書、新聞などを読んで教養・感性を深めることが大切。」
とおっしゃっており、特にS特進と特進で大きく差がついているようです。

新書、新聞などを読んで・・・という部分に関して言うと
この学校は社会の問題でもそういうところが見られます。
KGCでは社会の成績を伸ばしたければ
普段からニュース番組を1時間見なさいと伝えています。
大人が一般常識として身につけていることが
求められていると思います。

ちなみに当たり前ですが、漢字は楷書で一画一画を丁寧に
書かなければいけません。荒い字はすべて不正解になります。
また、試験問題の表紙にも書いてありますが、
解答欄からはみ出たものも、減点、または不正解になります。

②算数
この学校は過去問をしっかりしておけば
対策をしやすい学校と言えます。
大阪星光や洛南などに比べるとかなり易しいです。
私も「清風南海・清教学園の100問」という
対策問題集を作りましたが、
毎年必ず出題される問題に関しては、
どの進学塾も対策をしているだろうと思っていました。
ところが、学校側が発表した
「正答率が低い問題」に毎年出題される単元が入っていて
かなり驚きました。
やはり、あまり対策をせずに受験している
上位校の不合格者が多いことが原因かもしれません。
この学校を第一志望としている生徒は
必ず対策をしておきましょう。得点源になります。
平面図形は問題の解く手がかりさえ見つかれば
あとは流れで手順を踏めるので、是非得意分野にしてください。

ちなみにこの学校は円周率を3.14ではなく、
22/7(7分の22)で計算させる学校です。
普段からπを使った計算に慣れておいて、
最後に22/7をかけて計算ミスをしないように気を付けましょう。

③理科
化学、物理、生物、地学のどの分野からも出題されます。
さらにいずれの分野も「知識を問う問題」
「計算量を問う問題」「図やグラフなどを使った思考力を問う問題」
が出題されます。この学校を受ける生徒であれば、
知識問題の正答率は非常に高いです。
計算ミスで失点しないように気を付けなければいけません。
思考力を問う問題は、前半の問いが後半につながる
誘導型の問題になるため、
前半の問題を正確に解くことが大切です。
難易度に関わらず、頻出単元は正答率が高く、
難易度が低くても正答率が低くなる様子を見ると
過去問指導一辺倒になっている可能性があります。

④社会
4科目の中で一番簡単です。
表やグラフ、分布図を駆使して作問していますが、
基本的な知識をしっかりと固め、
問題形式に慣れておけば8割は目指せます。
6年生の10月までに地理、歴史、公民の
基本的な知識のインプットが済めば、
あとは過去問と似たレベルの学校の
入試問題演習をしながら、
追加の知識を補充するという勉強方法で大丈夫です。

理科も社会も時事問題に興味を持ち、
テレビや新聞に目を通している生徒が強いです。
今年のノーベル賞は誰がどんな賞を取ったのか?
サッカーやラグビーのワールドカップは
どこで開催されているのだろう?
対戦国はどこにあり、どのような国柄だろう?
ウクライナってどこにあるのだろう?
こういったことに積極的に興味を持てる生徒が
高得点を取りやすくなるのですが、
それはこの学校の入試に限ったことではなく、
レベルの高い進学校であればどこでも同じです。

また、国語も社会も漢字を正確に丁寧に
書けなければいけません。
上手な字を書くことができて、教養を身につけるためにも
日々、ニュースや報道番組を観ながら
気づきや感想を書くノートを作って勉強するのがお勧めです。

以上で今回は終わりにしたいと思います。
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